JR「川崎」駅から直結のラゾーナ川崎プラザに、書店とカフェが一体になった心地よい空間があるのを知っていますか？

フードコートやデパ地下のあるエリアを進んでいくと、奥に広がる大型書店「丸善」が目に飛び込んできます。

そして、その先には落ち着いたカフェコーナーがあり、ここでゆったりとした時間を過ごすことができるんです。

カフェでは、洋食メニューやケーキを楽しむことができ、昼時には少しにぎやかな雰囲気になることもありますが、その活気もまた魅力の一部。

今回は、そんなステキ空間「M&C Cafe 川崎店」をご紹介します！

落ち着いた雰囲気の店内でゆったりとした時間を

店内に一歩足を踏み入れると、天井が高く開放感が広がります。

白を基調とした壁、そして暖色系の間接照明が、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

書店の穏やかな空気をそのまま引き継ぎ、読書に集中したり、カフェでゆっくりと過ごしたりするのにぴったりです。

クリスマスの時期には、店内に飾られたツリーが一層雰囲気を盛り上げてくれます。

名物の早矢仕ライスをはじめ、魅力的なメニューが勢揃い

さて、気になるお食事メニューですが、ランチタイムには早矢仕ライスを中心にさまざまなメニューが並んでいます。

ふつうの「ハヤシライス」ではなく「早矢仕ライス」と呼ばれる理由は、洋食の定番であるハヤシライスの発祥が丸善にあり、丸善の創業者である早矢仕さんが考案したと伝えられているからです。

また、お店のおすすめメニューである「カツレツ早矢仕ライス」や「檸檬ケーキセット」も人気です。

特に「檸檬ケーキセット」は、丸善と深い縁がある檸檬を使ったデザート。

作家・梶井基次郎の短編小説『檸檬』には、丸善の書店を舞台にしたエピソードが描かれているのです。

小説に影響を受けた学生たちが丸善の書店に檸檬を置いていったという話は、今では都市伝説として語り継がれています。
何を隠そう、私自身も若い頃にその体験をしたことがあり、その記憶は今でも鮮明です。

その思い出を蘇らせてくれるのが、この檸檬ケーキ。
このエピソードに懐かしさを感じる方は、ぜひ一度味わってみてください！

絶品オムライスで贅沢なランチライム

ランチセットには、セットサラダがついており、早矢仕ライスの濃厚な味わいを引き立ててくれます。

ドリンクはグレープフルーツジュースをチョイス。瑞々しさと酸味が特徴で、食事との相性も抜群でした。

そして、お待ちかね。メインの「早矢仕オムライス」の登場です。

トロトロの卵で包まれたふわふわのオムライスに、濃厚な早矢仕ソースがたっぷり。なんだか贅沢な雰囲気ですね！

フライドオニオンがアクセントとなり、食感と香りが一層引き立ちます。
口に入れると、甘味のある卵と濃厚なソースが見事に調和し、ボリュームも満点！

この上なく贅沢な気持ちでランチタイムを堪能できました。

サイフォン式コーヒーで至福のひととき

食後のコーヒーには、サイフォン式コーヒーがおすすめです。

チェーン店では味わえない、クラシックな純喫茶ならではの豊かな風味が広がります。
ポットで提供されるため、ゆっくりと時間をかけて楽しむことができますよ。

サイフォンを見守りながら本を読んでいると、まるで明治の文豪になったような気分！
2〜3杯ほど飲みながら、心ゆくまで喫茶の時間を満喫できました。

みなさんも、丸善のカフェでゆっくりとしたひとときを過ごしながら、おいしい食事とステキな空間を堪能してみてはいかがでしょうか。

お友達やご家族との楽しいひとときはもちろん、一人でのんびり過ごすのにもぴったりな場所です。
ぜひ一度足を運び、その魅力を体験してみてください。