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多摩川の生き物に出会う!川崎の「大師河原干潟館」

2025.06.02

外に出かけたくなるような心地のよい季節の週末。
川崎の大師河原にある「大師河原水防センター」に行ってきました。

こちらは防災ステーションとして多摩川の氾濫や災害時の対応をおこなう役割をもった施設ながら、平常時には多摩川の干潟を舞台に自然とふれあい学べる体験の場となっています。

地元の人々からは「大師河原干潟館」の愛称で親しまれており、地域の交流場としても貴重な場所です。

そうした施設で今回は、館内で飼育されている多摩川の生き物について学んできました。

愛称は大師河原干潟館

緑がいっぱいの奥に大師河原が広がる「大師河原1丁目公園」。その一角に施設があります。

建物の窓には、愛称の大師河原干潟館の文字。
施設を利用した子どもたちが描いたイラストやポスターも一緒に掲げられていて、遠くからでもわかるほど、アットホーム感が伝わる外観です。

建物に近づき館内の入口に向かうと、扉が開放中。
開館時間内は常時開放されているのかもしれません。

開いている扉からチラッと中をのぞくことができるため、初めて訪れる人でも気軽に様子を伺えそうな雰囲気がありました。

そして、入口すぐに設置されている「だいし水辺の学校」の登り旗。目を引くカニのイラストと青色に、思わず注目してしまいます。

その気になる名前の正体も施設に入るとすぐにわかりましたので、のちほどご紹介します。

まるでミニ水族館?

館内には水槽が数多く設置され、多摩川の干潟に生息するカニや魚などの小さな生き物が展示されていました。

その中には手で触れることのできる生き物もおり、実際に触れ合うことで生き物を間近に観察することができます。

大人になるとなかなか生き物に直接触れる機会がないためか、私は怖さが勝ってしまい断念したのですが、施設にいた地域の子どもは興味津々な眼差しで生き物と触れ合っており、とても楽しそうな様子でした!

他にも多摩川の貝殻や公園の木の実を使ってエコクラフトを作ったり、自然素材を使った工作体験もあるそうで、利用者の創造力を育む場となっています。

遊びと学びが融合!

そして施設の入口で気になった「だいし水辺の楽校」について施設員さんに詳細を尋ねると、国土交通省が文部科学省、環境省と連携して進める「水辺の楽校」プロジェクトの一環なのだと教えてもらいました。

具体的には、市民が主体となって川崎市や国の支援を受けながら、水辺の環境整備をおこない、自然体験活動をします。

川崎市内では、多摩区で「かわさき水辺の楽校」、中原区で「とどろき水辺の楽校」とともに月1回程度のペースで活動が開催されているんだそう。

「だいし水辺の楽校」も、干潟の生き物や野鳥、植物の観察会や釣りなどをして自然を楽しむプログラムが月1で開催されているのだとか!

参加対象は自然や多摩川、干潟に興味のある方であれば誰でも参加可能だというので、興味のある方はぜひ施設に訪れてお話を聞いてみてはいかがでしょうか?

訪問記念のオリジナルカード

施設を楽しんだ最後に、オリジナルカードをいただきました。
このカードには、多摩川干潟の生き物の写真と生態がテキストで描かれています。
その数は全部でざっと20種類くらい。

ずらりと並べてあるオリジナルカードを眺めていたら、施設員さんが声をかけてくれて、同行者分を含めて3枚もらいました。

それ以来、我が家では本のしおりとして活用しており訪問の記念として大切にしています。
一人一枚で、施設の利用ごとにもらえるようなのでコレクションするのもいいなと思いました。

水辺の学び場へ出かけよう!

多摩川の自然を身近に感じながら、学びと遊びを融合させた貴重な体験ができる大師河原水防センター(大師河原干潟館)。

子どもたちの自然への興味や関心を育むだけでなく、大人もリフレッシュできる場としておすすめです。

しかも入場は無料で利用予約は不要!
都市部にいながら自然とふれあう機会を提供してくれる施設で、ぜひ一度川崎の自然の魅力を体験してみてはいかがでしょうか?

エリア情報

大師河原干潟館

住所:神奈川県川崎市川崎区大師河原1-1-15
アクセス:JR京急大師線「東門前」駅下車 徒歩約7分
TEL:044-287-7882
営業時間:10:00~16:00
定休日:月曜日、火曜日、金曜日
※営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。