ナイス株式会社はおかげさまで70周年

ハマ・サキマガジンはナイスがお届けする地域応援情報メディアです。

一度は行きたい!鶴見名物町中華「御崎飯店」で味わう老舗の味

2025.07.05

横浜市鶴見区の住宅街に、地元の人々に長年愛されている町中華「御崎飯店」があります。外観はどこにでもあるような佇まい。でも、のれんをくぐれば、懐かしさと温もりに包まれた空間が広がります。

昼どきには常連がカウンターを埋め、「いつもの」と笑顔で注文。そんな日常の風景が、何十年も変わらずここにあります。目立つ看板やSNS映えする料理はありませんが、その代わりにあるのは、毎日食べても飽きない“変わらないおいしさ”。

この記事では、以前訪れた際にはご紹介できなかったサンマーメンをはじめとする名物料理、学生にもうれしいボリューム満点のランチ、テイクアウトできる本格餃子など、知る人ぞ知る町中華の魅力をじっくりご紹介します。

以前ご紹介の記事はこちら
https://www.house.jp/areainfo/tsurumi/tsurumi-gourmet/tsurumi-chinese/tsurumi-misakihanten-w182-20220824/

きっとあなたも、読んだあとには「行ってみたい」と思うはずです。素朴であたたかい“街の宝物”のような一軒を、ぜひのぞいてみてください。

一度は訪れたい!鶴見で愛され続ける町中華の名店

鶴見の住宅街にひっそりと佇む「御崎飯店」。派手な外観もSNS映えするメニューもない、どこにでもありそうな店構え。それでもこの店には、地元の人たちが何十年も通い続ける理由があります。

平日のランチタイムともなれば、常連と思しき人たちがカウンターを埋め、スタッフとの軽いやりとりが交わされる光景。まるで家族のような親しさが漂っています。

町中華の魅力は、華やかさよりも日常の延長線上にある安心感。その中でもこのお店は、「変わらないこと」の価値を見せてくれる貴重な存在です。ふと立ち寄りたくなる、あたたかい空間と丁寧な味づくり。それが地元に根づいた証なのかもしれません。

「これが本物のサンマーメン!」と噂の一杯に出会える店

この店を語るうえで欠かせないのが「サンマーメン」。鶴見を含む横浜エリアでは馴染み深いソウルフードですが、ここの一杯はひと味違います。

まず目を引くのは、丼いっぱいに広がる野菜あん。もやし、人参、きくらげなどがふんだんに使われ、甘みとシャキシャキ感のバランスが絶妙。野菜の旨味が溶け込んだ熱々のとろみスープは、寒い季節にぴったりです。

そして、スープと絡むのはコシのある中太麺。とろみがしっかり麺にまとわりつき、口に運ぶたびに野菜の香りと醤油の旨味が広がります。

常連の中には「サンマーメンならここしか食べない」と語る人も。特別な日ではなく、日常のなかで食べたくなる──それがこの一杯の魅力です。

昔ながらの味をそのままに。懐かしくてほっとする中華

最近は中華料理にも創作系やモダンアレンジが多くなってきましたが、ここの料理は“いい意味で昔ながら”。過剰な演出はなく、素材の味と丁寧な調理で勝負しています。

厨房から聞こえてくる中華鍋のリズム、油の香ばしい匂い、そして運ばれてくる料理の湯気で食欲がそそられるほど。昭和の食堂を思わせるような雰囲気の中で提供される一皿一皿には、店主の誠実さが感じられます。

特に炒め物系は、火入れの技術が光ります。シャキッと感が残る野菜、柔らかすぎず硬すぎない肉の食感。長年の経験がなせる絶妙なタイミングでの調理が、どの皿にもあらわれています。

「変わらない味」は、実は変わり続ける時代の中で、もっとも難しいもの。それを支えているのは、職人の技と“おいしいを裏切らない”という信念なのです。

安くてボリューミー!学生にも優しい絶品中華麺ランチ

「安くてうまい」は、街中華の代名詞。この店でもその精神がしっかりと受け継がれています。

なかでも注目したいのが、バリエーション豊かな中華麺メニュー。醤油ラーメン、担々麺、五目あんかけ焼きそばなど種類も豊富で、毎日通っても飽きることがありません。近くの大学の学生や会社員の常連が多いのも納得の内容です。

さらに、安さや量だけでなく、味も本格派。化学調味料に頼らず、スープや具材のうまみを活かした丁寧な味つけが魅力です。脂っこさを抑えたやさしい味わいの中華麺は、ランチタイムにぴったりの一杯です。

迷ったらこれ!チャーハン×餃子の黄金コンビで大満足

何を食べるか迷ったら、まずは「チャーハンと餃子のセット」を選んでみてください。このシンプルな組み合わせこそが、町中華の真価を味わえる王道メニューです。

チャーハンは、米の粒が立ったパラパラ系。具材はチャーシュー、卵、ネギと王道ながら、強火で炒めた香ばしさが加わり、飽きのこない味わいです。脂っこさがなく、軽やかなのに満足感がある。そんな絶妙なバランスが光ります。

そのチャーハンに餃子が加われば、まさに完璧なセット。外はパリッ、中はジューシーな餃子は、単品でも十分な満足感がありますが、チャーハンとの組み合わせでお互いの良さを引き立て合います。

「定番にして至高」と感じさせてくれるこのセットは、初めての来店でも“間違いのない選択肢”。シンプルだからこそ、その店の実力がわかる一皿でもあります。

本格派の生餃子をおうちで楽しめる幸せ!

このお店のもう一つの魅力は、テイクアウトができる「生餃子」。家庭で焼きたての餃子が楽しめるということで、夕方になると持ち帰りの注文がひっきりなしに入ります。

餃子は注文が入ってから手作業で包まれることもあり、皮のもちもち感が段違い。一般的な冷凍餃子とはまったくの別物です。焼けば香ばしい香りが立ちのぼり、口に運べば肉汁がじゅわっと広がります。

なにより、冷蔵で持ち帰れるのがありがたいポイント。忙しい日の夕飯や、ちょっとしたごちそうにもぴったり。タレをつけなくてもおいしいほど味がしっかりついており、ご飯が止まらなくなる一品です。

「今日は餃子だけ持って帰ろう」そんな選択肢があるのも、町中華の魅力の一部。店の味をご家庭でも楽しめるのは、地元客にとってうれしいサービスです。

ぜひ一度この店の味を味わってみてください。

エリア情報

御崎飯店

住所:神奈川県横浜市鶴見区馬場5-22-14
アクセス:JR京浜東北線「鶴見」駅よりバス(鶴02・鶴03・鶴12系統)で「三ツ池口」下車、徒歩約1分
TEL:045-582-1655
営業時間:月・木・金・土・日 ランチ11:30~14:00 ディナー17:00~20:00
     火 11:30~14:00
※火曜日はランチ営業のみとなります。
定休日:水曜日