季節のデリなどテイクアウトが充実!幸区の紅茶専門店「h.m.c」

川崎市幸区幸町にある紅茶専門店「h.m.c(エイチエムシー)」は、姉妹で営む週に2日だけ営業する小さな隠れ家カフェです。季節ごとに品種が変わる紅茶やクッキー、週替わりのデリを、テイクアウトはもちろん店内でも楽しめるとあって、これまで10年以上、地元の人に愛されてきました。
店内は1名席が2つだけなので、訪れた時に席が空いていればラッキー!私が訪れた金曜のお昼過ぎはちょうど席が空いており、紅茶の香りに包まれながら、優雅なティータイムを過ごすことができました。
姉妹で営む、週2回だけの隠れ家カフェ

h.m.cは、25年間にわたり姉妹で営んできた紅茶専門店です。
もともとは中野でスタートし、現在の幸町に移転してからも地元の人々に親しまれています。
かつては今より広めのイートインスペースで営業日も多かったそうですが、コロナ禍をきっかけに、テイクアウト中心のスタイルに変更し、今では木曜と金曜の週2日だけオープンする、知る人ぞ知る隠れ家のようなお店になりました。

店内はこぢんまりとしていますが、ショーケースにはデリ3種、ケーキ2種、プリン、クッキー4種、茶葉やティーグッズ、オリジナルジュエリーまで並び、種類豊富な品揃えです。
店内でいただくスコーンとミルクティー

イートインスペースは小さいですが、驚くほどメニューは充実しています。紅茶はホットだけで6種類以上、さらに茶葉ごとに細かく選べます。コーヒーや子ども向けのドリンクまで揃っていて、思わず迷ってしまうほどです。
フードはキッシュプレートや紅茶のお茶漬けプレートなど、紅茶専門店ならではのユニークなラインナップも。スイーツもケーキやスコーンのセットがあり、何を選ぼうかと悩んでしまいます。
ケーキ類は国産小麦や有精卵、発酵バター、低温殺菌牛乳といったこだわりの素材を使用した手作りのもの。紅茶は茶園直送の摘みたて茶葉を使用しており、品質へのこだわりが感じられました。

今回はスコーンセット(980円)を注文。自家製スコーンと、好みの茶葉を選べるミルクティーが楽しめます。今回の茶葉はディンブラを選びました。ポットで提供され、注ぐたびにふんわりと香りが立ちのぼり、3~4杯分をゆったりと堪能できます。
ストレートで味わうと力強い風味と苦味がありますが、ミルクを合わせるとそれぞれ風味が見事に調和し、どちらの味も消えることなく、お互いを引き立て合うおいしさでした。

スコーンは外はさっくり、中はほろりと層が重なり、やさしい甘みが広がります。クロテッドクリームといちごジャムをのせれば、甘み・酸味・クリーミーさが絶妙に重なり、ミルクティーとの相性も抜群です。ひと口ごとに心がほどけていくような、特別なティータイムを過ごせました。
季節ごとに変わるテイクアウトメニューも充実

テイクアウトも気になったので、定番のうずらの卵とミニトマトのピクルスとココナッツサブレを買って帰りました。ピクルスはうずら卵の酸味が効いたさっぱりした味わいと、ミニトマトの甘みと酸味のバランスが絶妙で、食事にもおつまみにも合いそうです。

ココナッツサブレは口に入れるとさくさく、ほろりと崩れる軽やかな食感で、甘さ控えめ。ココナッツの風味が広がり、発酵バターと国産小麦の香ばしい旨みが感じられます。
原材料は国産小麦、発酵バター、グラニュー糖、粉末ココナッツ、有機卵、塩、ととてもシンプルです。素材の良さを生かした優しい味わいは、自分へのご褒美はもちろん、ちょっとした手土産にも喜ばれそうですね。
どの商品も小分けで販売されているので、今日は少しだけ食べたい、いろいろ食べたい、そんな時にもうれしいですね。
営業日にはぜひ立ち寄ってみて

h.m.cでは、紅茶はもちろん、季節ごとに入れ替わるデリや焼き菓子も小分けサイズで用意されています。今日は少しだけ甘いものが食べたい、お客さんを迎える時のお茶菓子がほしい、夕食にもう一品添えたい、そんな時にとても重宝するお店です。
「川崎」駅から歩いてすぐ、ふと立ち寄れば、暮らしの中に紅茶とともに小さな幸せを持ち帰れるはず。営業日にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
エリア情報
h.m.c
住所:神奈川県川崎市幸区幸町4-11-3
アクセス:JR東海道線、JR京浜東北線、JR南武線「川崎」駅から徒歩約8分
営業時間:11:30〜17:00
営業日:木曜日と金曜日のみ
支払い方法:現金のみ

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