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創立65周年!鹿島田の人々に愛される老舗劇場「スペース京浜」

2025.10.01

今回は、川崎市幸区にある「スペース京浜」をご紹介します!

スペース京浜は、2024年に創立65周年を迎えた「京浜協同劇団」が所有する劇場兼稽古場です。貸しスペースとしても利用されており、関東圏の他の劇団や川崎市の市民団体の活動の場としても親しまれています。

「身近にこんな劇団があったなんて知らなかった!」という方も多いかもしれません。そんな方はぜひチェックしてみてくださいね!

京浜協同劇団の歴史~旗揚げから今日までの歩み~

京浜協同劇団は、1959年に川崎市幸区鹿島田で旗揚げされた地域密着型の劇団です。当時の地域住民の人々や学生が中心となって結成され、それ以来、60年以上にわたり舞台芸術を通じて川崎市の地域文化を育んできました。

「この日、この地で、この人々と」
今までの歩みを体現するような、ステキなキャッチフレーズですね。

ここ数年は劇団員の数の減少や高齢化も大きな課題となっていましたが、2024年の終わり、新たに3名の団員を迎え、再び活気づいてきているようです。

上演作品の多くは川崎の歴史や社会問題をテーマにしています。観る人が「地域とつながっている」と実感できるようなリアリティを感じられ、深く共感できる内容が多いのも特徴です。

現在は毎年1回の定期公演をおこなっており、2025年11月には第99回公演『ふかい疵』を上演予定となっています。こちらは、今年の終戦80周年に合わせて選ばれた作品で、戦争と愛をテーマにした物語になっています。新メンバーを迎えての初公演ということで、みなさんやる気にあふれているようです!

入団を少しでも考えている方は稽古の見学も受け付けているということなので、ぜひコンタクトを取ってみてください!

地域密着型劇団としての活動拠点~スペース京浜~

川崎市では、「川崎演劇まつり」と「川崎郷土・市民劇」が毎年交互に開催されています。
こちらは川崎市の住民参加型の演劇活動で、川崎地域の大きなホールで市民が舞台に立ち、公演を目指すというものです。

京浜協同劇団も中心メンバーとして参加し、スペース京浜はその稽古場としても重要な役割を担っています。

2025年の川崎演劇まつりでは『チト』が上演されました。小学生から80代まで幅広い世代の地域住民が60名以上集い、公演は盛況のうちに幕を閉じました。
稽古はほぼすべてスペース京浜で行われ、世代を超えた交流の場にもなっていました。

スペース京浜は、地域の人々が集まり、共に舞台をつくる拠点として大切にされている場所です。

地域住民との協働~参加型ワークショップ~

京浜協同劇団では、公演や市民劇に加え、住民が舞台づくりを体験できるワークショップの開催も計画しています。

ドラマや映画で活躍している殺陣師や演出家を招く予定で、子どもから大人まで楽しめるのに、本格的な体験ができる、そんな内容になりそうです!

さらに、学校とも連携して、子どもたちが表現力や協働力を学べる教育プログラムを広げていきたいとのこと。習い事としての演劇が広まり、子どもたちと地域との交流が増え、文化のネットワークが広がっていく未来を想像すると、ちょっとワクワクしますよね。

川崎で演劇に触れるならスペース京浜へ!

京浜協同劇団は、半世紀以上にわたって川崎の街と一緒に歩んできた劇団です。その拠点であるスペース京浜は、劇団の活動を支える場所であり、地域の人と人をつなぐ交流の場でもあります。

川崎で演劇文化に触れてみたいという方は、ぜひスペース京浜に足を運んでみてください!京浜協同劇団の公演やワークショップに参加してみるのもおすすめです。

きっと、「川崎に住んでて良かったな」と感じられると思いますよ。

エリア情報

スペース京浜

住所:神奈川県川崎市幸区古市場2-109
アクセス:JR南武線「鹿島田」駅から徒歩約15分
TEL:044-511-4951
営業時間:10:00~21:00
定休日:なし
駐車場:2台ほどのスペースあり