雨でも安心!子どもの遊びと成長をサポート!「矢向」駅近く「南河原こども文化センター」
子育て中の親御さんなら誰もが経験する、あの瞬間。
「公園に行こう!」と子どもに宣言したのに、急に空が暗くなり、ポツポツと降り出す雨。
公園で夢中になって遊んでいる最中に急なゲリラ豪雨!あらら~この後どうしましょう。
そんな時、大慌てで帰宅することなく、笑顔で「大丈夫、まだ遊べるよ!」と言えるのが「南河原こども文化センター」の存在です。

「川崎」駅や「矢向」駅からアクセスしやすいこの施設は、広大な南河原公園に隣接しており、まさに「雨の日の救世主」。公園の遊びの延長線上にありながら、天候に左右されずに子どもたちが思い切り遊べる、街の子育てインフラの中核を担っています。
建物に入った瞬間に感じる、温かく活気ある雰囲気は、「ホッと一息つける場所がここにある」という安心感を親御さんに与えてくれます。
安心して過ごせる環境
「南河原こども文化センター」の最大の魅力は、その充実した設備と、そこで働く職員の方々の心温まる見守りです。
館内には、さまざまなおもちゃや、大人も夢中になれるようなボードゲーム、漫画、絵本、塗り絵、楽器などが驚くほど豊富に用意されています。ここでは毎日が目新しい発見と遊びに満ちています。
子どもたちはもちろん、親御さんにとっても「これ懐かしいな~うちの子も好きかな?」「こんなのもあるんだ!私がやってみたいな!」とワクワクしてしまう場所なんです。



遊びの環境だけでなく、安心感もこの施設の重要な要素です。未就学児は保護者同伴が必要ですが、遊び方が広がる小学生以上の子どもたちは、保護者なしで利用することができます。
小さな子どもを連れていると、ちょっと心配になるのが「やんちゃな行動」をする小学生のお兄さん、お姉さんたち。でも、目に余るような危ない行動・ルール違反をするような子はいませんでした。
むしろ、小さい子たちが困っていたら声をかけたりするそうです。
「特に中学生は、ここで率先してボランティア活動をしているんです」と、館長さんが教えてくださいました。
そんな中学生たちも、夕方から夜にかけては自分たちの時間です。
おやつを食べながら宿題をやっていたり、教えあったりしています。
取材当日は夕方から本降り。丁度、雨宿りがてら訪れた男の子たちは「今こぶん(こども文化センター)にいるよ!これる?」と友達に電話していました。普段からここが安心できる居場所になっているのだな、と感じます。

楽器の練習をしている子もいます。というのも、ここには音楽室があるのです。ドラムがありました!カホンという木の椅子のような楽器、ウクレレ、電子ピアノも……隣の小学校を借りて音楽フェスを開いてるのですって。
最近の中学生の行動力、素晴らしい!



「借りて返す」マナーが身につく魔法の場所
「南河原こども文化センター」で子どもたちが過ごす時間は、単に遊ぶだけではありません。
ここでは、社会のルールや人との関わり方を自然と身につけることができます。
特筆すべきは、ボードゲームや楽器を借りる際の一連の流れです。
- ①職員さんにかしてもらうようお願いする。
- ②渡してもらったらお礼を言う。
- ③遊んだ後はきれいに片づけて、返すときにお礼を言う。
これらの一連の動作は、親御さんがお家で「ちゃんと片付けてね」「お礼を言いなさい」と何度言っても聞かない子でも、ここではなぜかスッと実行できるから不思議です。
職員の方々が温かく、そして毅然とした態度で接し、遊びの楽しさの中に社会性を学ぶ機会を与えてくださいます。
子育て世代だけでなく、地域の住民としても、子どもの「心と体の成長」そして「社会性の獲得」をサポートしてくださっているのは、本当にありがたいことだと感じました。
そういえば何年前でしょうか。お借りしたおもちゃを返しに行ったわが子は消え入りそうな声で「ありがと」と言うと、職員さんは「すごいね!ありがとうって言えたね!えらい!」と仰ってくださり、たっぷりの自己肯定感を与えてくださったな、と思い出しました。
今日も同じ場面に遭遇しました。やっぱりステキな場所です!
そういえば向こう側も公園なのかしら?
南河原こども文化センターで元気いっぱい遊んだ後は、この街のもう一つの財産を体験してみませんか?「南河原こども文化センター」を出て、南河原公園の向こうを見ると……おや?そこには緑と花が美しい散策路が続いているのが見えるではありませんか。

「矢向」駅方面から多摩川まで続く、住民に愛されるプロムナード、その名もさいわい緑道です!この緑道、実は川崎の産業を支えるための歴史がつまった場所でした。
今では四季折々の花が咲き、心和ませる憩いの場ですが、不思議なタイルアート、そのヒントになる石碑などが点在している謎解きワールドなのです。
子どもたちが安心して遊び、親御さんもホッと一息つける「南河原こども文化センター」は、ただの遊び場ではなく、社会性やマナー、自己肯定感まで自然と育むことができる特別な場所です。
雨の日も晴れの日も、公園や緑道とつながる街の中で、子どもたちの成長を見守り、地域の魅力を再発見できる そんなステキな体験が、ここには詰まっています。
エリア情報
南河原こども文化センター
住所:神奈川県川崎市幸区都町74-2
アクセス:JR東海道線「川崎」駅徒歩約14分、JR南武線「矢向」駅徒歩約12分、市営バス「神明町平安会館さいわい前」徒歩約1分
TEL: 044-511-4963
開館時間:9:30~21:00(日曜日・祝日は18:00まで 18:00以降の利用については、中学生以上からになります。ただし、保護者同伴であれば、小学生以下の利用も可能です。)
駐車場:なし
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