川崎市幸区の台所・南部市場では、毎年秋に「食鮮まつり」という年に1度のお祭りが開催されます。

野菜の詰め放題やマグロの解体ショーをはじめ、屋台や体験イベントも充実していて、大人も子どもも思いきり楽しめる人気のイベントです。2025年も小学生の子どもと一緒に参加し、会場の活気とにぎわいをたっぷり味わってきました。

2022年の様子はこちら
https://www.house.jp/areainfo/kawasaki/shopping/market/kawasaki-syokusenmatsuri-w125-20221207/

食鮮まつりは年に1度の市場のお祭り

食鮮まつりは、川崎市幸区の南部市場で毎年秋に開催される年に1度のお祭りです。地域の人々への感謝を込めておこなわれており、屋台グルメを楽しめたり、青果・鮮魚などが比較的リーズナブルに購入することができます。掘り出し物を探したり、お得な商品に出会えるのも、このイベントならではの魅力です。

私たちが訪れた日はあいにくの雨でしたが、野菜の詰め放題や青果売り場、一部の屋台ブースを除き、メイン会場の多くには屋根があり、ほとんど不便なく回れました。会場内にはトイレやテーブル席も点在していて、雨の日でも過ごしやすい環境でした。

屋台やイベントが盛りだくさん

イベント開催時間は8時〜13時まで。私たちは8時過ぎに到着しましたが、すでに多くの人が訪れていて、市場全体が活気にあふれていました。朝食代わりに屋台フードを味わう人、子どもを連れてイベントエリアに向かう人などさまざま。朝早い時間帯とは思えない盛り上がりでした。

会場は大きく3つのエリアに分かれています。

• 青果エリア
• 関連店舗と屋台が立ち並ぶエリア
• 水産物を扱う水産エリア

屋台ブースは全部で29店舗。玉こんにゃく、つきたてのお餅、焼きとうもろこし、もつ煮込みなど、どれもおいしそうで目移りするラインナップでした。お酒の提供もあるため、大人同士で訪れるのも楽しそうです。

子どもも楽しめる！ふれあい移動水族館

子ども向けのイベントや屋台も充実していて、バルーン販売やくじ、射的などの屋台が並び、こちらも大盛況でした。

入り口付近では、「尻手」駅が主催するNゲージ（鉄道模型）を手動発電で走らせる体験イベントがおこなわれ、本物の駅員さんが案内してくれる光景に、鉄道好きの子どもたちが大興奮でした。

中でも特に人気だったのが ふれあい移動水族館。カニ釣り（無料）、亀の抱っこ、鯉に触れる体験など、子どもが夢中になる企画ばかり。釣ったカニは500円でケース付きで持ち帰ることができます。我が家も1匹を連れて帰り、新しい家族が増えました。

大人も楽しい！詰め放題イベント

会場にはいろいろな食材がお得な価格で並び、焼き鳥の詰め放題やあじの詰め放題など、ワクワクする企画が目白押しでした。私は今回、50秒・1000円の焼き鳥詰め放題に挑戦しました。

ねぎま、レバー、もも、かわ、つくねの5種類を制限時間内にどれだけ詰められるかという、シンプルながら思わず熱くなるイベントです。結果は18本！店員さんにも「すごい！」と褒められ、思わずガッツポーズ。夜は家で焼き鳥パーティを楽しみました。

人気イベントはオープン前から行列

今回のイベントで残念だったのは、野菜詰め放題とマグロの解体ショーに参加できなかったことです。マグロの解体ショーの整理券は8時少し過ぎの時点で配布終了していました。先着100名限定ということもあり、相当な人気でした。次回参加するときは、オープンと同時に並んだ方が良さそうです。

野菜詰め放題も同じく、8時過ぎにはすでに長い列ができていました。青果売り場も朝から混雑していて、並ぶなら朝一が安心です。お昼頃には青果売り場に入れたものの、品薄になっていたため、やはり早めの来場がおすすめです。

一方で、屋台エリアはオープン直後が狙い目で、比較的ゆっくり買い物を楽しめました。当日は公式HPで出店情報やスケジュールを確認し、回る順番を決めておくとスムーズです。

毎年行きたい！家族で楽しめるイベント

子ども向けの体験イベントや屋台が充実していることもあり、当日は子連れの来場者がとても多く、どのエリアもにぎわっていました。雨が降り続く1日だったにもかかわらず、2025年の食鮮まつりは最後まで大盛況。イベントの人気ぶりをあらためて実感しました。

会場内は基本的に現金支払い（一部PayPay利用可）のため、現金を少し多めに持っていくと良いかもしれませんね。

市場の活気、お得感、家族みんなが楽しめる企画はどれも魅力的で、また行きたいと思わせてくれる内容でした。お得な食材がそろう南部市場は、年末年始の買い溜めにもぴったり。来年の開催が今から楽しみになる、そんな魅力的なイベントでした。