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「川崎」駅西口ラゾーナから見える向こう岸の熱い誘惑「辣妹姐(ラーメイジェ)」

2026.03.28

「川崎」駅西口直結の大型ショッピングモール「ラゾーナ川崎プラザ」のすぐ向こう側。道を一本挟んだその場所に、ずっと気になっていたお店がありました。視界に飛び込んでくるのは、力強い筆致で書かれた「ビャンビャン麺」ののぼり旗。漢字の画数が多すぎて、もはや模様のようにも見えるあの文字です。

看板の食欲をそそる色味に惹かれ、何度も足を止めかけました。しかしお店はいつも大混雑!「また今度にしようかな」と諦めていた人も多いはず。

でも、今日は違います。その扉を開ける勇気で、日常を少しだけ刺激的な旅に変えてくれるお店、「辣妹姐(ラーメイジェ)」。2024年4月にもご紹介しておりますが、今回はまだまだ人気店である理由や魅力を改めてご紹介いたします。

以前の記事はこちら
https://www.house.jp/areainfo/kawasaki/gourmet/chinese/kawasaki-lameijie-20240417/

活気あふれる「チャイニーズダイナー」の心地よい喧騒

ランチタイム。一歩足を踏み入れると、「はーい、どうぞ~!」という明るい声で迎えてくれました。店内をキビキビと切り盛りする女性スタッフと、厨房でひたすら中華鍋を振る男性。そのスピード感とリズムは、どこかアメリカのロードサイドにあるダイナーのような、自由でタフな空気感を纏っています。これぞ、現代の「チャイニーズダイナー」と呼ぶにふさわしい空間です。

客層はまさに老若男女。お店の近くの会社員から、地元の奥さま方、休日にわざわざこの店に出向いたであろう女子チーム、そしてネイティブな中国語で談笑するご夫婦まで。お店のメニューは数あれど、ほとんどの方がビャンビャン麺をお楽しみのご様子です。

隣では、この店の味にすっかり魅了されたであろう男性二人が、「麺をいつ混ぜるべきか」「ここで水を飲むのは正解か」と、まるで真剣勝負のような、それでいて楽しげな議論を交わしています。そんな光景を眺めているだけで、期待は最高潮に達します。

視覚を揺さぶり、五感を刺激するモッチモチの極太麺

運ばれてきたビャンビャン麺を一目見て、思わず感嘆の声が漏れました。なんと鮮やかな色使いでしょう。真っ赤な唐辛子の色味に、具材の緑や白が映え、視覚からダイレクトに脳を刺激します。箸で麺を持ち上げれば、その圧倒的な存在感に驚かされます。

幅広で力強い麺を一口。……モッチモチです!自慢の自家製麺は、噛みしめるたびに小麦の甘みが広がり、そこに砕いたナッツのカリッとした食感が絶妙なアクセントとして加わります。「見た目ほど辛くないかも?」と思ったのは最初だけ。食べ進めるうちに、じわじわと体温が上がり、口の中には心地よい刺激が積み重なっていきます。

ここで例の「水問題」に直面します。水を飲むべきか、耐えるべきか。迷った末に卓上の黒酢をひと回し。すると、コク深い酸味が辛さを包み込み、新たな旨味が爆発しました。それでも最後には冷たい水をゴクゴク。この格闘そのものが、この料理の醍醐味なのです。

言葉の壁を越える「おいしい」の笑顔と本場のプライド

おっきりこみうどんを思わせる太さと、懐かしさと、未知のスパイスが融合した不思議な満足感。完食した後の爽快感は、スポーツの後のそれに似ています。ふと気になり、お店の方に「本場の味を求めて中国の方も多いのですか?」と尋ねてみました。

最初は「日本語わからないよ~」とはにかんでいたスタッフの方も、翻訳アプリを通じて言葉を交わすと、パッと表情が輝きました。「中国の人もたくさん来るよ。でも日本人のほうが多いかな!」「本場の味かどうかはわからないけど、みんな『おいしい』って喜んでくれるよ」

その言葉通り、この店にあるのは形式張った正解ではなく、食べた人すべてを笑顔にする「熱狂的な旨さ」でした。「謝謝!」とお礼を伝えると、「また来てね!」と温かい声。三寒四温のこの季節、川崎の路地裏で見つけた一杯は、心までポカポカに温めてくれました。

エリア情報

辣妹姐(ラーメイジェ)

住所:神奈川県川崎市幸区幸町1-992
アクセス:JR東海道本線、JR京浜東北線、JR南武線「川崎」駅から徒歩約5分
TEL:044-542-5510
営業時間:月、水~金曜日、祝前日 11:00~14:30、16:30~21:30
土日祝 11:00~14:30、16:00~21:30
定休日:火曜日
駐車場:なし