鶴見区寺谷で神社巡り!「熊野神社」と「弁天池」
鶴見区寺谷の熊野神社はJR鶴見駅西口から徒歩15分ほどのところにあります。
延宝年間(1673~1681年)に創建されたと伝えられている、300年以上の歴史のある神社です。
バス通りから一本入った比較的広い道に面し、2本のイチョウが門のように立っているのですぐに見つけられるでしょう。
イチョウの木が迎えてくれる
神社は時代が変わってもご神域であり、非日常の空間。私は住宅地の中で神社を見つけると、突然、異空間に入りこむ入口を見つけたような気持ちになります。
神社の前を通るたびにそんな不思議な気持ちになるのは私だけかもしれませんが、熊野神社の道路に面した2本のイチョウは、まさに異空間へ通じる門のような存在。なかなかの存在感ではありませんか?

境内にそびえ立つ巨樹
鳥居をくぐって階段をのぼると立派な社殿が見えてきました。住宅地にある神社とは思えないほど広い境内には大きな樹々がそびえ立っています。

樹々の中には横浜市の名木古木に指定されているイチョウやスダジイもあります。
私の場合、普段パソコンの画面ばかり見ているせいか、大きな樹を眺めると視界が広がるのを実感します。目の疲れがとれて頭もすっきり。
社殿から見下ろした景色はなかなか壮観ではありませんか?自然と人工物、古いものと新しいものが入り混じった住宅街の神社ならではの景色、私は好きです。
イチョウの葉が黄色に染まる季節は毎日でも訪ねたくなります。

地域に開かれた神社
こちらの熊野神社は、同じ鶴見区内の潮田神社が管理しています。常駐している神職の方はいませんが、境内はいつきても、きれいに掃き清められています。
広い境内では地域のさまざまな行事が催され、地域に開かれた神社として、大切にされていることが伝わってきます。
私も娘と一緒に新年に催される餅つき大会に何度か参加させていただきました。
つきたての餅が食べられると聞いたら、行かないわけにいきません。木の臼と杵でついた餅はのびがよくて本当においしい。餅を食べに来た人で境内に大行列ができるのもうなづけます。
そして餅つき体験は子どもたちに大人気。実際に杵を持って餅をつかせてもらえます。
子どもたちが元気に餅をついている姿は、熊野神社の正月の風物詩といってもいいかもしれません。いつまでも続いてほしい光景です。

弁天池とセットでの参拝がおすすめ
熊野神社を訪れたら、もう一か所たずねてほしいお社があります。歩いて3分もかからないところにある弁天池、その中島の弁財天を祀っているお社です。
行き方は熊野神社を出たら道路を渡って左方向に進み、一本目の道を右に入ります。小学校のプールくらいの大きさの池なのですぐにわかるでしょう。
弁天池はもともと寺谷大池というため池でしたが、大正時代にほとんどが埋め立てられ、現在の弁天池の大きさになりました。熊野神社の手前まであったというから、相当な大きなため池だったようですね。
そして熊野神社の近くに祀られていた弁財天のお社を、寺谷大池の埋め立てにともない現在の場所に遷座したそうです。
熊野神社を訪ねるときは、ぜひこの歴史もふまえて、弁天池を一緒に巡ってくださいね。
春先にはカルガモの親子が泳いでいるところを見られるかもしれません。
エリア情報
熊野神社
住所:神奈川県横浜市鶴見区寺谷1-21-7
交通:JR京浜東北線、鶴見線、鶴見駅西口 徒歩15分
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