川崎駅前から少し離れたところにある「多摩川菓子店」は、創業50年以上続く、老舗の和菓子屋さんです。

川崎の名産品である「追分まんじゅう」が有名で、創業から今なお製造販売されている看板商品になります。

そのおいしさは口コミから広がり、地方タウン誌やテレビ、新聞などの各メディアに取り上げられるほど評判に。幅広い年代に認められて、2005年には一般社団法人川崎市観光協会が認定するかわさき銘菓選定会で推奨品に選ばれています。

地域の方はもちろん、遠方から買い求めにやってくるほどファンの多い繁盛店をご紹介いたします！

創業50年以上！地元が誇る和菓子屋さんへ

1955年（昭和30年）の創業から変わらず、現在の場所に店舗を構えている「多摩川菓子店」。

商品を買い求めにくる人々の行列が目印になるほど、一目でその人気が伺えます！

排気口からモクモクと湯気が立ち、おいしそうな香りにつられて店内に入ると、まず目に入るのがずらりと並ぶ豊富な商品。

ショーケースには、オリジナル商品「追分まんじゅう」のほかに団子や大福、どらやき、生菓子などが並びます。

季節のスイーツも並んでいて、この日は自家製白玉ぜんざいが販売されていました。

ショーケースに並ぶ商品は夕方には売り切れているものも多く、確実に購入したい場合は、早めの来店がおすすめです。

数々の賞の盾が並ぶ棚にも商品が並び、煎餅やおかき、かりんとうなどのバラエティパックも取り扱っています。

人気のお土産！追分まんじゅうとは？

お目当ての「追分まんじゅう」を見つけました！

1個140円（税込）というリーズナブルなお値段が魅力的です。

「追分まんじゅう」の歴史は長く、創業時に店主のオリジナル商品を売りたいという思いから、半年間の期間試行錯誤を重ねて生まれました。

当初は手作りで製造していたため、作れる個数に限界があり、販売数が限られていたんだそうです。

しかし、機械の導入により、製造できる量が増えたため1000個以上を生産できるようになり、多くの人々に手にとってもらうことが叶いました。

それから現在では、1日に多い日で約1500個、夏場でも約1000個ほど売れるんだとか！

ロングセラー商品を実食！

国産の小麦粉と北海道産のあずきを使用するなど、原材料にもこだわっている「追分まんじゅう」。今回は3つ購入しました。

レトロな包装紙をめくると、木を薄く切った経木（きょうぎ）におまんじゅうが包まれています。

包装にも工夫があるそうで、きな粉が包装紙にくっつかないよう、経木が採用されているんだそうです！

透き通るほど薄皮なおまんじゅうの表面にきな粉がこぼれ落ちるほど、ぜいたくにまぶしてあります。

実際に手で持ってみると、ずっしりとくるボリューム感。

インパクトのある見た目です。

半分に切ってみると、中身は粒のあんこがぎっしりつまっていて、あんこ好きにはたまりません！

皮はもちもちしていて、たっぷりのあんこと好相性。

上品なやさしい甘さで、ほっとする味わいです。

全体のバランスが絶妙で、おまんじゅうが苦手な人でも、おいしく食べられるスイーツですよ。

地元で知らない人はいないほど、川崎を代表する地元の味。

長年愛され続けるそのおいしさをぜひ試してみませんか？

お茶菓子や手軽なお土産、ちょっとしたプレゼントにも、世代を問わず喜ばれること間違いなしです！