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川崎・貝塚「NGON NGON」で本場ベトナムのフォーを味わう

2026.08.06

突然ですが、あなたはフォーを食べたことはありますか?

名前は知っていても、実際に食べたことがある人は意外と少ないかもしれません。

初めてフォーを食べる方にぜひおすすめしたい、そして「フォーが大好き!」という方も思わずうなってしまう本格派のお店が、実は川崎にあるんです。

今回訪れたのは、川崎区貝塚にあるベトナム料理「NGON NGON(ゴンゴン)」。

一杯のフォーから、ベトナムの食文化と、日本との意外な共通点にもたくさん出会えた今回のランチ。その魅力をたっぷりレポートします。

第一京浜・新川橋でベトナム食文化を満喫できるお店!

私がこのお店に出会ったのは、第一京浜(国道15号線)をなにげなく通っていた時のこと。

「ハノイで愛され続けるフォーを川崎でも」

おいしそうな写真とともに目に飛び込んできた、魅力的なキャッチコピーに、思わず立ち止まってしまいました。

実は、私はフォーが大好きなんです。
ベトナム料理店のフォーはもちろん、自宅でカップ麺タイプのフォーもよく食べるほどのファンです。

なのですが、普段暮らしている地元川崎では、まだフォーをいただけるお店に行ったことがありませんでした。

ベトナムの首都ハノイで愛される本格派の味を大切にするフォーのお店……!

高まる期待感を胸に、お店を訪れました。

木のぬくもりを感じるお店!テーブルにもカウンターにもくつろぎ感

店内に入ると、木のぬくもりが感じられる広々とした空間が広がっています。

壁にはきれいな花の装飾が飾られ、ベトナムの風景画や夜の屋台を描いたタペストリーが店内をいろどっています。

家族連れや気の合う仲間とお食事しやすい清潔感のあるテーブル席は、フロア全体が見渡せるレイアウトになっていて、宴会・パーティーでも使いやすそうだなと思いました。

厨房前にはカウンター席もあり、少人数でも気軽にお食事やお酒を楽しめます。

トントントン、ジュワー……
食材を切る音、揚げ物の音、そして、いい香り!
五感を刺激する、臨場感あふれる調理風景を眺めながら食事を楽しめるのも、カウンター席ならではの魅力です。

本格派ベトナム料理を驚きのコスパで楽しめるランチ!

さぁ、いよいよ注文!

意気込んでランチメニューを見ると、その種類の豊富さにビックリ。

フォーを食べよう、とまでは決めていたのですが、具材やセットのおかずが選べるフォーのランチだけでも7種類。

さらに、牛肉のうま味とピリ辛スープが楽しめる、ベトナム中部のご当地麺「ブンボーフェ」のセットも。

フォーのベーシックなセットで1050円、フォーやブンボーフェにチャーハンがついたボリューム満点なセットでも1250〜1350円台でリーズナブルです。

そして魅力的なのが、あのベトナムコーヒーも選べるドリンクセット、お値段150円。

良心的なコストパフォーマンスのよさが印象的です。
(価格は取材時・2026年7月のもの。)

優しい店員さんのニコニコ笑顔とともに、お客様においしく楽しんでほしい思いが伝わってくるメニューのラインナップです。

悩みに悩んだ末、初志貫徹でSET Aのチキンフォーセット、ベトナムコーヒーをセットでオーダーしました。

これは、お料理の到着が楽しみだ……!

フォーと揚げ・生春巻きにサラダ!大満足のベーシックセット

待望のランチセットが到着!

野菜たっぷり、色あざやかなランチセットに思わず「わぁ〜」と感嘆のため息がこぼれてしまいます。

主役のフォーが小さく見えてしまうほど、立派な生野菜サラダと、生春巻き・揚げ春巻きが並びます。

大きなジョッキに注がれたベトナムコーヒーには、幼い頃に憧れたような「くるくるマドラー」がついていて、気分がウキウキになります。

中央部には、ベトナム料理らしい唐辛子が入ったタレと、そして、ん?見慣れない円筒型のタッパーが……

味が一気に華やかに!唐辛子ニンニク酢とつけだれ

このタッパーには、唐辛子ニンニク酢が入っていました。

中にはフレーク状のニンニクがたっぷり。

あまりお目にかかったことがない調味料でしたが、この唐辛子ニンニク酢が、赤唐辛子のつけだれとともに、基本の料理の味をビシッと決めます。
また味変にもバツグンの効果を発揮する万能調味料として、このあと大活躍します。

まずはサラダ、そしてフォーや春巻きにも。

辛いものが苦手な方でも、少しずつ取り入れることで、味にぐんと深みが出るのでとてもおすすめです。

唐辛子ニンニク酢が映える!新鮮生野菜サラダ

まずサラダからいただくことに。

ピン!とまっすぐな新鮮もやしとシャキシャキレタスが印象的な生野菜サラダには、カットレモンがついています。

レモンをちょっとしぼって一口食べると……

ドレッシングはかかっていなかった様子。

そこで、唐辛子ニンニク酢を、ひとかけして、パクッ。

……これは!!
最高においしい!
生野菜が一気に華やかな香りのサラダに早替わり!

この調味料があれば、生野菜がどんどん進んで、たっぷり入った野菜を食べ終わっても、さらにもう一皿食べたくなるほどでした。

辛さよりも味わい深さが強く、ニンニクフレークがピリッ。
そして、唐辛子も後からじわんときいてきます。

野菜の素材の旨みを引き立てる良い調味料だなと感じました。

個性が楽しい!サクっと揚げ春巻き・モチモチ生春巻き

続いて、揚げ春巻きと生春巻きのセットをいただきます。

まずは揚げ春巻きから。

薄皮でサクッ、シュワっとほどけるような食感と、具材の食感も楽しめる揚げ春巻き。
ふんわり香ばしいかおりが淡く広がって、思わず笑顔になるおいしさでした。

日本で親しまれている中華風の揚げ春巻きとはまた違う、優しく繊細な味わいだからこそ、素材の味がしっかり感じられるのもいいなと思いました。

そして、この色あざやかな生春巻き。

具材の緑と白、ライスペーパーから透けて見えるエビ・細切りにんじんのオレンジの対比がなんとも美しいですよね。

ライスペーパーやたっぷりの野菜づかいからは、お米を大切にする文化や、彩りを楽しむ食文化も感じられました。
ベトナム料理でありながら、日本食にも通じるような不思議な感覚があります。

一口食べて、なめらかモッチモチの皮の食感にびっくりしました。

このもっちり感と具材のシャキシャキ感のコントラストも心地よく、野菜たっぷりのやさしい味わいに、思わず「体が喜ぶなぁ」と感じました。

鶏のうまみが味わい深い!からだにしみわたるチキンフォー

いよいよメインのチキンフォーへ。

スープを一口飲むと、鶏だしの柔らかい旨みが口いっぱいに広がります。

そして、清涼感のあるパクチーの香味がスーッと抜け、とてもさわやかな後味に。

ベトナムらしい魅力が詰まった、最高の味わいでした。

本場で愛される生麺にこだわったフォーの麺はモッチモチ。

米粉でできた平たい麺で、つるもち食感を楽しんだら、スッととろけるようにからだになじんでいきます。

ここでもパクチーが、食べた後の軽やかさを演出してくれます。

食べ進めるうちに、澄んだ鶏だしとパクチーの香りが、どこかお吸い物と三つ葉を思わせるような、ほっとする感覚につながりました。
そして、フォーの麺を口に運ぶと、あたたかいそうめん汁の「にゅうめん」を思い出しました。

元気な時はもちろん、少し元気が出ないときにもいつも寄り添ってくれる味。

多くの人に愛される、心が帰ってくる原点の味なのかもしれません。

ちなみに、途中で唐辛子ニンニク酢を入れると、味の奥行きがぐんと深くなるのでおすすめです。
ベトナムならではの調味料を使った味変もぜひ試してみてくださいね。

甘くまろやかな一杯!伝統のベトナムコーヒー

今回、セットドリンクとして選んだのはベトナムコーヒーでした。
雰囲気のある店内の風景をバックに、くるくるマドラーがおしゃれで愛らしいですね。

実はベトナムコーヒーをいただくのは初めてだったので、どんなコーヒーか調べてみました。

ベトナムコーヒーは、深煎りのコーヒーに練乳を合わせたベトナム定番の一杯。新鮮な牛乳が手に入りにくかった時代に練乳が広く使われるようになったことから、このスタイルが親しまれるようになったといわれています。

ひとくち飲むと……コーヒーのコクと練乳のやさしい甘さが絶妙!

デザートのような満足感がありながらも、どの料理にも相性が良くて、さすがベトナム料理とともに愛されているコーヒーだなと思いました。

中でも特に相性が良かったのは、セットに加えてもう一つ注文していた「バインミー」でした。

口コミでも好評!お店の名物「バインミー」

今回お店に来るとき、フォーの他にもう一つ、どうしても食べたかったメニューがありました。

それは、インターネットの口コミでおいしいと評判だった「焼肉バインミー」でした。

バインミーのことを初めて知りましたが、実はベトナムがフランス領だった歴史から生まれた、フランスパンを使ったサンドイッチなのだそうです。

とはいえ、日本でイメージするフランスパンとは少し違います。

外はパリッと香ばしく、中は驚くほど軽やか。焼きたての軽いラスクを思わせるようなサクッと感が、他のサンドイッチにはない、クセになるおいしさでした。

具材をたっぷり挟んでも重たさを感じない食感で、ベトナムらしい野菜やハーブとも相性抜群です。

お肉のうまみが最高、野菜が盛りだくさん、そして……かなり辛味があってスパイシー!

でもそこをクールダウンする大きなキュウリが絶妙で、ホッとするバランスの良さがありました。

そして、真ん中に見えているシャキシャキとしたにんじんと大根の甘酸っぱい酢漬け「ドーチュア」は、日本のおせち料理で親しまれる「なます」を思わせる味わい。

ほんの一瞬お正月気分がよみがえりながらも、ベトナムらしい辛味やジューシーなお肉、香ばしいパンとの相性がとても良く、意外で新鮮でした。

途中で飲むベトナムコーヒーのまろやかな甘さとのギャップがまた最高においしくて、この組み合わせ、また食べたい!と思いながら夢中でいただきました。

ベトナム料理を囲んでおしゃれなパーティーもおすすめ!

店内に入った時から気になっていたフラワーディスプレイを、最後にゆっくり見せていただきました。

ホワイトとピンクを基調としたフラワーアレンジとスパンコールで装飾された壁は、ウェディングのパーティーなどにも似合いそうな華やかさです。

ネオンのロゴが真ん中にあることに気づき、近づいてみると……!

そこには、Happy Birthday(ハッピーバースデー・お誕生日おめでとう)の文字が!

こんなにステキなお店で、おいしいベトナム料理とともに、いつもとひと味違ったバースデーパーティーができたら、きっと思い出に残るひとときになりそうですね。

店内装飾だけでなく、お料理のパーティーメニューも豊富です。

ベトナムならではの鍋料理や大人数で楽しめるオードブルが豊富で、お店のFacebookなどには華やかでいろどり豊かなパーティー料理の写真が並んでいます。
どれもとてもおいしそうで、気の合う仲間とワイワイ楽しみたくなります!

川崎でパーティーにいいお店を探す機会があれば、NGON NGONのことをぜひ思い出してみてくださいね。

ベトナムの食文化をリラックスして満喫できる名店!

いつもの街・川崎で、ベトナムの本格的な食文化が楽しめるNGON NGON。日本語で「おいしい おいしい」という意味のお店の名前の通り、どのメニューもおいしくて印象に残るものばかりでした。

口コミにベトナムの方の投稿が多く、現地出身の方が故郷の味を求めて立ち寄る本格派のお店。

ですが、今回私が感じたように、日本人の私たちにも自然に親しみやすいおいしさがいっぱいあるお店でもあります。

「ハノイで愛され続けるフォーを川崎でも」

じんわり優しい味のあったかいフォーは、肌寒い日に心まで温めてくれる温度がありながらも、南国・ベトナムの暑さをさわやかに乗り切る知恵も詰まっています。
猛暑日だった取材時(7月)には、フォーは夏だからこそ食べたくなる麺でもあるんだな!と思いました。

ベトナムの味を川崎に伝える街の食堂、NGON NGON。

あなたも川崎にいながら旅気分を味わい、ベトナムならではの新鮮さと、どこか懐かしい共通点を感じる料理を楽しんでみませんか。

エリア情報

NGON NGON(ゴンゴン)

住所:神奈川県川崎市川崎区貝塚1-4-17 グランドコート川崎 1F
アクセス:
JR東海道本線、JR京浜東北線、JR南武線「川崎」駅から徒歩約13分
京急本線「京急川崎」駅から徒歩約18分
川崎鶴見臨港バス「川崎駅前」→「新川橋」バス停から徒歩約1分
※「新川橋」バス停は系統別で複数箇所あります。川29または川24南町系統の利用で店舗最寄りのバス停に着きます。
TEL:090-4624-6868
営業時間:
ランチ 11:00〜15:00
ディナー 17:00〜22:00
定休日:火曜日
駐車場:なし