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のんびりぜいたくなカフェ時間を 「尻手」駅「LEAFLETTER」

2025.12.25

朝、出かける準備や仕事のことを考える前。静かな空間でコーヒーを飲みながら、1人でゆっくりと気持ちを整えられる時間があれば、1日の始まりはぐっと心地よいものになります。

「尻手」駅からほど近い場所にある「LEAFLETTER(リーフレター)」は、そんな朝の過ごし方をしたい人に寄り添ってくれるカフェです。朝の8時から営業しており、モーニングの時間帯には、1人で静かに過ごす人や、落ち着いて会話を楽しむ人の姿が見られました。

店内はグリーンとウッドを基調とした落ち着いた雰囲気で、セルフサービスを取り入れたスタイルも特徴のひとつです。必要以上に干渉されることがなく、それぞれが自分のペースで朝の時間を過ごせる空気があります。

今回は、実際に朝の時間帯に訪れて感じた店内の様子やモーニングの内容についてご紹介します。

グリーンとウッドに包まれて、自然と力が抜ける店内

店内に入ると、まず目に入るのは中央に置かれた大きなグリーンです。空間の中心に植物があることで、視線が自然とやわらぎ、店全体に落ち着いた印象を与えています。テーブルや椅子には木の素材が使われており、あたたかみを感じられる内装です。

天井は打ちっぱなしですが、無機質な印象はなく、大きな丸いペンダントライトのやさしい間接照明が空間を包み込んでいました。明るすぎず暗すぎない照明は、朝の時間帯にもよくなじみ、自然と気持ちが落ち着いていくように感じます。

店内にはコーヒーの香りがふんわりと漂い、席に座ると肩の力が抜けていく感覚がありました。店の外は交通量の多い道路に面していますが、店内にいると車の音や喧騒はほとんど気になりません。道路沿いにありながら、静かで洗練された空間の中で、ゆったりとした時間を過ごせる店内です。

カフェラテとあんバターサンドで始まる、静かな朝時間

8時から10時のモーニングタイムには、プラス350円で好きな飲み物にトーストを追加できます。

私が訪れた日は、たまごサラダトースト、目玉焼きトースト、あんバタートーストの3種類が用意されていました。どれも魅力的でしたが、今回はホットのカフェラテ(600円)とあんバターサンドを選びました。

カフェラテにはかわいらしいラテアートが施されており、運ばれてきた瞬間に思わず気持ちが和らぎます。カップを手に取ると、きめ細かな泡とともにコーヒーの香りが広がりました。ひと口飲むと、程よい苦味があり、朝の時間帯でも重たさを感じない味わいです。

あんバターサンドは、薄くスライスしたハードパンをカリッと焼き上げ、つぶあんがたっぷりとのっています。表面は香ばしく、中はほどよい食感で、上品な甘さのあんこにバターの塩気が加わります。ほんのりと効いた塩味が味のアクセントになり、ひと口ごとに違った印象を楽しめました。

モーニングは軽く小腹を満たすのにちょうどよいボリュームで、甘いものとコーヒーの組み合わせが静かな店内の雰囲気によく合います。朝の時間を急がず、落ち着いて過ごしたい方に向いたモーニングです。

セルフサービスが心地いい、1人時間の過ごしやすさ

LEAFLETTERは、セルフサービスを基本としたスタイルのカフェです。お水に加えて白湯も用意されており、朝の体にやさしいさりげない気配りが感じられました。白湯が用意されているカフェは珍しく、訪れた日は寒さの厳しい朝だったこともあり、体がほっと温まりました。

注文と支払いは前払い制で、キャッシュレスにも対応しています。入店から席に着くまでの流れがスムーズで、必要以上のやりとりが発生しない点も、1人で利用する際にはありがたいです。出来上がったコーヒーやフードは席まで運んでもらえますが、それ以外は各自で動くスタイルのため、店内には程よい距離感が保たれています。

店員さんはテキパキと仕事をしながらも、声をかけすぎることはなく、かといって放置される印象もありませんでした。近すぎず遠すぎない対応が、1人で訪れた際にも安心感につながり、自分の時間を大切にしながら過ごせます。

作業もできる、のんびり過ごせる朝カフェ

店内にはカウンター席とL字型のベンチ席があり、電源も一定間隔で設置されています。実際に、パソコンで作業をしている人の姿も見られました。店内はそこまで広い空間ではありませんが、BGMが程よい音量で流れており、タイピング音や会話が同じ空間にあっても、不思議と互いに気になりませんでした。

また、スイーツはテイクアウトも可能です。今回は、ベイクドチーズケーキ(680円)とシュトレンケーキ(480円)を購入して帰りました。なお、保冷剤の用意はないため、長時間の持ち帰りには注意が必要です。

チーズケーキは、きめ細やかな生地で、表面はさっくりとした食感があり、中はクリーミーで濃厚ながら重すぎません。(思わず半分以上食べてしまい、写真は実際の1/3ほどのサイズです。)

シュトーレンは、ころんとしたレモンの形が印象的で、見た目のかわいらしさも目を引きます。ぎゅっと詰まったタイプを想像していましたが、実際はふんわりと軽く、ナッツやドライフルーツの甘さも控えめでした。洋酒が使われているため、甘さを楽しみたい大人向けの味わいです。

作業をする日にも、ただコーヒーを飲みながら過ごす日にも、そして自宅で楽しむおやつを選ぶときにも、自然に寄り添ってくれるカフェだと感じました。1人でのんびりと、少し贅沢な朝時間を過ごしたいときに、ぜひ立ち寄ってみてください。

エリア情報

LEAFLETTER

住所:神奈川県川崎市幸区柳町8-3
アクセス:JR南武線「尻手」駅から徒歩約5分
営業時間: 8:00〜16:30(L.O.16:00)
定休日:水曜日
※その他のスケジュールはInstagramのカレンダーから確認できます。
Instagram:@leafletter.coffee