「八丁畷」駅スグ!心も身体もあったまるアツアツ中華「一龍 餃子亭」
「ごちそうさま!」
おいしい中華料理を楽しんだお客様のにこやかな挨拶。
ホッと柔らかい表情で、パワーチャージ完了!という雰囲気で帰っていく。
しかも、どのお客様からも自然と、満足そうな、元気な挨拶が聞こえてくる……。
この光景が、何よりもこのお店のおいしさとあったかさを物語っているなと感じます。

今回ご紹介するのは、川崎市川崎区にある「一龍(いちりゅう) 餃子亭」です。
JR南武支線、京浜急行電鉄「八丁畷」駅西口を出てすぐの高架下にあり、改札から30秒あればお店に入れてしまう、中華料理のお店です。
定番の中華料理からホッとする家庭料理、オリジナルの逸品まで、豊富なメニューが楽しめる「一龍 餃子亭」の魅力をたっぷりご紹介します。
生活のすぐそばで迎えてくれる中華料理店

「駅のホームに漂ってくるおいしそうな香りにひかれた」
「最寄駅についてホッとお腹が空いて思わず立ち寄った」
そして、南武支線の高架がアーケードの屋根がわりになって傘なしで行けるため、「豪雨の雨宿りがてら、せっかくなのでおいしい食事に来た」という話も聞こえてくるこのお店。
「本数の少ない南武支線を待つ間に思い切ってご飯!」という、駅前ならではの賢い使い方もできるのが魅力です。

「今日もお疲れ様でした^v^」
お店の入り口には、こんな手書きのメッセージが。もうそれだけで、ホッと癒されますね。
(しかも、網戸をずらした時にもメッセージが見えるように、もう一つ同じメッセージが横に書いてあるんです!)
定番もオリジナルも!豊富なメニューが自慢のお店

ホスピタリティを感じる入り口には、多彩でどれもおいしそうなメニューが、所狭しと並んでいます。
(近所の方は、ここでメニューを見てしばらく立ち尽くしている方を見たことがある方は多いはず)
なかでも特徴的なのは、日替わりメニュー枠がなんと6種類も用意されていること!
日替わりメニューだけでも思わずニヤニヤしながらどれにしようか悩む幸せ。これはうれしいですね。
価格も800円台からで、リーズナブルに楽しめます。
メニューを見てもわかるように「ザ・中華料理」というメニューにとどまらず、オリジナルの工夫が感じられるメニューが並びます。

こちらが定食メニュー。定番の中華料理がしっかりと楽しめるだけでなく、生姜焼きのような家庭料理に近いメニューも豊富です。
店名にもある自慢の餃子も魅力的ですね!

日替わりと定食メニューだけでも豊富なのに、麺類・丼・チャーハンも実に多彩なメニューが並んでいます。
野菜たっぷりのタンメンや、お店の看板メニューの一つである刀削麺も人気です。
気軽に入れて本格的な料理が楽しめる

お店に入ってすぐ右に食券機があります。さすがメニューが豊富なだけあって、食券機のメニューボタンは75個もあります。注文内容を決めて入っても思わずまた悩んでしまう魅力的なメニューが並んでいます。
※支払いは現金のみ

中には「夏限定 中華冷麺」「冬限定 鶏肉ナベ・豚肉ナベ」のボタンも。実は取材するまで知らなかったので、これはまたぜひ食べに来たいと思いました。

「ジュワー!パチパチ……」
大きくていかにも質の良さそうな中華鍋が奏でる油の音は、まるでお琴のような、深みのあるきれいな響き。
おいしそうな香りとともに聴こえてきて、そんな非日常を楽しんでいると、ブワッと鍋から炎が。大迫力!
一つ一つ丁寧に、でも手際よくお料理を作っていただいている間も、調理風景を見るだけで楽しめるなと感じました。
お店はL字型のカウンターテーブル9席と、2名掛けテーブル1つ。カウンターは1席ずつ衝立で区切られていて、お水・調味料・ティッシュなど使い勝手がいい、ちょっとしたブースになっています。
ランチ時間にはほぼ満席、入れ替わりが続き、たまに数名待機する人気店です。
近隣で働く男性が多めですが、女性1人でも気軽に来店する方も多く、親子連れの方も見かけました。
ディナー時間には、野菜たっぷりのメニューや、スタミナがつくお肉のメニューを、日々の夕食として楽しむ方も多いようです。
そして、自慢の餃子とビールで晩酌する方も。
駅を降りてすぐお店に行って、満腹で幸せな気持ちで帰宅し、あとはお風呂と寝るだけ……想像しただけで幸せな気持ちになりますね。

カウンターに並ぶお箸には「福」の文字が。中華料理屋さんらしさと「口福(幸福)」をもたらしてくれる、お店の温かい想いを感じられます。
絶品!日替わりメニュー

悩みに悩んだ挙句、この日は日替②の「鶏むね肉の醤油炒め」を注文。
どの定食も、ご飯は大盛り無料です(写真は普通盛)。
お、おいしい……!
鶏むね肉ってこんなにプルプルふわふわになるの……?
今まで食べた鶏むね肉のなかで一番ジューシーで歯ごたえが楽しくて、衝撃的。しかも、この上なく柔らかく優しい、ほんのりしょうゆ味。

野菜などの具材もいっぱいで、甘くて柔らかい玉ねぎ、プルプルのキクラゲ、シャキッとしたにんじんとカラーピーマンの食感の対比が絶妙でした。
鶏むね肉の調理法はもちろん、この野菜それぞれの食感がキープされているのもすごいなと思いました。
家庭でもこんなふうに食感を上手にできたらもっとおいしくなるな、と料理をもっと学びたくなる一品でした。

そして、私のお気に入りのたまごスープ。とろみがあって優しくスーッと身体にしみていく味で、普段ふと、このお店に行きたいな、と感じる時には、このスープが恋しくなっている自分がいます。
ボリューム満点の「鶏むね肉の醤油炒め」定食、おいしくいただきました!
ついつい毎回食べてしまう「麻婆豆腐」の味わい深さ

そして後日。やっぱり、私にとっての「いつもの」が食べたくなってしまい、またお店にやってきました。
それは「麻婆豆腐定食」。こんなに多彩なメニューがあるのに、この麻婆豆腐がおいしすぎて、ついついいつもこのメニューになりがちなんです……!

アップ写真だとわかりますが、ネギがたくさん入っていて、豆腐・肉・シャキシャキ野菜の食感がとても楽しい麻婆豆腐です。
厚めで保温性の良い器に入れられて、ホカホカいい香りが漂います。
一口食べると……山椒のいい香りがフワァッと広がります。もう、この瞬間が大好きで…。そしてあとから、じわぁっと身体が温まる辛みが広がります。あまり辛さが強い印象はなく、豊富な香辛料の奥深い辛さです。
でも、すべて食べた後に残った汁は、香辛料が凝縮されていて結構ピリ辛です。この汁をレンゲでご飯にかけて食べるのが最高です!
店名にも!「餃子」は圧巻の看板メニュー

店名にも入っている看板メニューの餃子も注文。
ふっくらほくほく、厚めの生地の餃子は、テーブルに並んだ時の存在感が抜群です。

同席した息子(小1)の手と比較すると、餃子の大きさ、伝わるでしょうか……!

餃子を切ると、肉汁ジュワー!
肉厚もちもちの皮の中には、餡がぎっしりいっぱい。素材感を感じる優しい味わいのお肉と、野菜のシャキシャキ感が感じられて、さっぱりヘルシーな後味です。
身体に優しく、あったかく、そして存在感たっぷり。さすが圧巻の看板メニューです。
息子は夕食前になると、このお店の餃子が食べたいとよく話題にします。それだけ、思わず食べたくなる魅力があるんですね。
そういえば、豊富なメニューに悩んで決められなかったら、まず餃子定食を頼む!というのも、賢い選択かもしれません。
思わず「ごちそうさま」の笑顔がこぼれるステキなお店
食べ終わったら、カウンターに食器トレイを上げて返すのがこのお店のスタイル。
「ごちそうさま!」
満足そうに挨拶をして退店するお客様の声が響きます。
お店にいる間、何も言わず帰る人や、小さな声の人がいなかったのがとても印象的でした。
それだけお店とお客様の間に信頼関係があるのと、そして何よりおいしくて思わず「ごちそうさま」を伝えたくなってしまうのだろうなと感じます。
この取材に際し、心からうれしそうに、満面の笑みで歓迎してくださったご主人。
そのあったかい笑顔と、真心のこもった多彩な料理を味わいに、あなたもぜひ「一龍 餃子亭」に足を運んでみてくださいね。
エリア情報
一龍 餃子亭
住所:神奈川県川崎市川崎区池田1丁目6-1
アクセス:JR南武支線/京浜急行電鉄「八丁畷」駅 西口から徒歩約1分
営業時間:
ランチ 11:00〜15:00
ディナー 17:00〜23:00
定休日:日曜日
電話番号:なし
駐車場:なし
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