TBSテレビの「マツコの知らない世界」でも取り上げられた「麻婆まぜそば　麻ぜろう」をご存知でしょうか。辛い物好きなら絶対に訪れてほしい川崎の隠れた名店です。

四川系の本格的な辛さと旨味が絶妙に調和した麻婆まぜそばは、一度食べたら忘れられない味わいで、私もリピーターとなりました。今回は「麻婆まぜそば　麻ぜろう」の魅力をご紹介します。

SNSで発見！写真を見るだけでよだれがとまらない

きっかけはSNSで見かけた魅力的なお店の紹介でした。赤みのかかった麻婆餡に辛そうなスパイスと半熟たまごがきれいな彩りで、見ているだけで食欲をそそられました。

お店のホームページを拝見すると、四川風麻婆豆腐を絡めて食べる麻婆まぜそばが自慢とのこと。「これは絶対に食べに行かなければ！」と思い、辛い物好きの友人を誘ってお店に行くことにしました。

「京急川崎」駅からのアクセスも抜群で、徒歩約4分という近さも魅力的です。東海道川崎宿沿いから少し入った路地裏にお店があります。

駅近なので、ランチ、お仕事帰りや休日のお出かけ、飲み会の締めなどさまざまな場面で立ち寄れるかと思います。

店構えから期待感UP！温かい接客に感動

お店に到着すると、外観からすでにワクワクが止まりません。店頭には迫力ある3つの写真が掲示されています。どれもおいしそうで選ぶのに迷ってしまいます。

店内に入ると、コンパクトながらも清潔感のある空間が広がります。店主を囲むようにカウンター席が10席ほどありました。一人でも二人組でも気軽に利用できる雰囲気でした。

注文は券売機スタイル。券売機の隣にあったメニューを確認しながら食券を買います。

友人と迷いに迷って、麻婆まぜそば普通盛りの半ライスと、担々麺普通盛りを注文し、シェアすることに。券を渡すと麻婆まぜそばの辛さの度合いについて聞かれ、私たちは”辛さ普通”を頼みました。

食券を渡した後、印象的だったのが店主の細やかな心遣いです。「ヘアゴムとエプロンをご用意できますが、ご利用になられますか？」とご案内をいただきました。麺をすする際の跳ね返りや、女性の痒いところに手が届く接客は心が温まりました。お客さんのことを真剣に考えているからこその気遣いであり、また来たいと思わせる素晴らしいサービスです。

実食！食べだしたら止まらない絶妙なスパイス！

いよいよお待ちかねの実食タイムです。
麻婆餡の上に散りばめられた花山椒、ボリューム満点のチャーシューとその上に白髪ネギ、赤唐辛子がのせられ、辛さが伝わってくるビジュアルです。半熟卵もより食欲をそそります。

店主から「麺をよく混ぜて食べてくださいね」とアドバイスをいただき、期待を込めて麺と麻婆餡を混ぜ合わせます。一口食べると、最初に麻婆の深い旨味が口の中に広がり、少し遅れてピリリと舌を刺激する辛さがやってきました。じわじわと体が熱くなり汗をかきますが、後を引くおいしさに箸が止まりません。

トッピングの半熟卵がまた絶品で、濃厚な黄身が辛さをマイルドに包み込んでくれます。店主にお願いすれば辛さは調節できるので、辛い物が大好きな方は、ぜひ花山椒多めにチャレンジしてみてください。きっと新しい辛さの世界に出会えるはずです。

さらに、チャーシューの柔らかさにも驚かされました。口の中でほろほろと溶けていく食感が、麻婆の辛さとマッチし、食べ応えも十分です。

そして、麻婆まぜそばの醍醐味がここから始まります。麺を食べ終わった後、残った餡の上に半ライスを投入。これで二度目のおいしさを楽しめるのです。餡とご飯が絡み合い、また違った味わいを楽しめるのがうれしいポイントです。

担々麺も奥深い辛さがありながら、クリーミーで胡麻をしっかり感じるコクがたまりませんでした。スープを最後の一滴まで飲み干したくなるおいしさでした。麻婆まぜそばとは違った旨味で、どちらも甲乙つけがたい完成度です。

満足度100点！リピート確定の名店

食事を終えた後の満足感は、言うまでもありません。辛い物好きの期待を上回る味わいで、「また絶対に来よう」と心に誓いました。次回は塩そばを頼みたいと思います。

と、思いながらも「また麻婆まぜそばが食べたい。」と食べ終えた後に迷ってしまうほど虜になりました。やみつきになるおいしさとは、まさにこのことを指すのでしょう。

川崎エリアでこれほど本格的な四川系の辛さを楽しめるお店があることにも感動しました。個性的でおいしいお店が身近にあることは、私の生活の楽しみの1つです。
辛い物好きなら一度は訪れてほしい「麻婆まぜそば　麻ぜろう」。きっとあなたも、この味の虜になってしまうはずです。