川崎でステキな居酒屋をお探しの方に、ぜひ訪れていただきたいお店があります。それが「鮮魚と炉端焼き 魚炉魚炉（ぎょろぎょろ） 総本店」です。

最初にこのお店を知ったのは、SNSでたまたま目にした料理の写真でした。そのインパクトに思わず目を奪われ、画面を見ているだけでよだれが出そうになったのを今でも覚えています。

炉端で丁寧に焼き上げられた香ばしい魚や、手の込んだ一品料理たちのどれもが「本物のおいしさ」を予感させる魅力的なビジュアルでした。

今回は父の誕生日祝いも兼ねて、家族で一緒にお酒とお料理を楽しんでこようと予約を入れました。特別な日だからこそ、期待を裏切らないお店で過ごしたい。そんな想いを胸に、お店へと向かいました。

目の前で焼き上げる臨場感、調理のライブを楽しめる空間

店内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが炉端を丸く囲んだカウンター席です。

目の前で職人さんが魚介を焼いてくれる様子は、まさに調理のライブ感そのもの。炭がパチパチと静かに響く音、香ばしい香りが漂う中、一つ一つ丁寧に焼き上げられていく光景は、料理が運ばれてくる前から期待値を高めてくれます。

お店の造りも魅力的で、カウンター席のほかに個室、テーブル席、座敷席とさまざまなシーンに対応できる席が用意されています。

デートや記念日には個室で、仲間とのにぎやかな集まりにはテーブル席で、家族でゆったり過ごすなら座敷席でと、利用シーンに合わせて選べるのはうれしいポイントです。私たちは今回、炉端の様子が見えるカウンター席を選びました。

メニューは、いちおしの品と魚料理を中心に豊富なラインナップがずらり。

お酒のメニューもこれとは別に日本酒だけのメニューもありました。

炉端焼きはもちろん、逸品料理、揚げ物、ご飯ものも、どれもおいしそうで目移りしてしまいます。「これも食べたい、あれも気になる」と父と相談しながらオーダーする時間も、この日の楽しみの一つでした。

お通しから感動、期待を超えるおいしさの連続

料理が運ばれてきた瞬間、私たちのテンションは一気に上がりました。なんとお通しが刺身5点盛りだったのです。お通しでこのクオリティ？と驚きつつも、色とりどりの新鮮な刺身を前に、期待は最高潮に達しました。

店員さんから「博多醤油スダチポン酢でお召し上がりください」とおすすめされ、そのアドバイス通りにいただいてみると、これが本当に絶品でした。

新鮮な刺身の甘みと旨みを優しく引き立ててくれます。口に入れた瞬間に広がる海の香りと、とろけるような食感。お通しの段階で、すでに満足度が非常に高く、「このお店、間違いない」と確信しました。

続いて運ばれてきた「どんこ椎茸」、「甘辛エイヒレ炙り」、「あごだし汁の唐揚げ」といった創作料理にも感動しました。

一品一品に手間がかかっていることが伝わってくる丁寧な味わいに魅了されっぱなしでした。ただの居酒屋メニューにさせない見た目の美しさ、味のバランス、食感の組み合わせが絶妙で料理長の腕前は素晴らしいの一言に尽きます。

わたしのおすすめ2品！

個人的な好みで物を言い恐縮ですが、この2品はぜひ食べていただきたいです。一つ目は「カマスの炉端焼き」です。

旨みが凝縮されていて思わず唸ってしまいました。表面はパリッと香ばしく、中はふっくらジューシー。噛むたびに魚本来の甘みと脂の旨みが口いっぱいに広がります。高知県の備長炭を使用し、じっくり焼き上げているのがこだわりだそうです。

目の前で焼いてくれるため、香りから楽しむことができ、本当にステキな時間でした。トロ鯖一本焼きもおいしそうで、また絶対に来なければと思わせてくれました。

二つ目は「濃厚カニクリームコロッケ蟹味噌マヨ」です。おいしいと何度言ったことか。コロッケの濃厚なクリームの甘みと塩気に蟹味噌のほろ苦さとコクが絶妙でした。日本酒とも合い、お酒もすすみました。

食事を楽しみながら、父も「ここはまた来たいな。」と満足そうに笑っていました。「魚炉魚炉」は、普段使いにも特別な日にも利用できる居酒屋です。

仕事帰りにふらっと立ち寄って一杯やるのもよし、記念日や誕生日などの特別なシーンで利用するのもよし。「おいしいお酒と食事をご褒美に」なんてときに最適なお店だと感じました。

このお店の魅力は、料理のおいしさだけではありません。目の前で調理される炉端焼きという「目で楽しむ」体験、炭火が弾ける音や厨房の活気という「耳で楽しむ」雰囲気。五感すべてで味わえる空間がここにはありました。

川崎で居酒屋をお探しなら、ぜひ一度足を運んでみてください。きっと、期待を超えるおいしさと極上の体験が待っていますよ。