まるで隠れ家?川崎にある街のお寿司屋さん「いい田寿司」
飲食店の少ない住宅街を歩いていると、ひっそりと佇む隠れ家的なお寿司屋さんを見つけました。
一軒家のため、普通の住宅かと思いましたが、大きな看板と玄関口にのれんがかかっているので営業中のようです。
看板には寿司をはじめに海鮮料理、うなぎ、天ぷらの文字が書かれており、日本料理が堪能できる模様。
ランチメニューが書かれたボードが店先に置かれており、11:30〜13:30の時間帯でお得にちらし寿司やにぎり寿司が楽しめそうです。
ランチメニューは店内だけでなく、テイクアウトも可能だそうでカジュアルにお寿司が食べられます。
住宅街という土地柄、週末に利用するお客さんも多いそうで、日曜日もランチ営業しているのがうれしいポイント!
地域密着型のお店ならではの営業スタイルで、地元のお客さんから愛されています。
人情味あふれる店主とおもてなしが魅力!
扉を開けて店内に入るとカウンター席と座敷席があり、どちらも調理場が見える位置にあります。
せっかくなので店主の目の前の席に座らせてもらうことに。
お店は店舗兼住宅となっているためか、アットホームな雰囲気があり、実家に帰ってきたかのような居心地の良さがあります。
話を聞くと先代からお店を引き継ぎ、現在は母と子ふたりの親子でお店を切り盛りしているそうで、息のぴったりあった接客も納得です。
並寿司にぎりがおすすめ!
店内飲食またはお持ち帰り限定で割引が適用され、1400円から1200円のお得にいただける「並寿司にぎり」を注文することに。
注文を受けてすぐ、熟練した手さばきで寿司をにぎっていく姿はまさに職人技です。
目の前で寿司を握る様子に視線を奪われていると、あっという間にできあがりました。
うれしいことに「並寿司にぎり」はあら汁付き。
お寿司のにぎり終わるタイミングを見計らって、アツアツのあら汁を提供してくれます。
どれも新鮮で大ぶりなネタばかりが並び、食欲をそそります。
台からはみ出すほどの玉子は、一口では食べきれないほどの大ぶりサイズ。
ほたてとえびはプリプリとしていておいしく、食べ応えがあります。
まぐろは噛み締めるほどに旨みが感じられます。
特にかんぴょう巻きが甘めの味わいでおいしく、海苔がしっとりとしていて食べやすいです。
まんべんなく、食べたいネタが食べられておなかも心も大満足なところ、気さくな店主が魚の話や寿司にまつわる雑学を聞かせてくれて、食事以外にも楽しませてくれました。
11月1日は「全国すしの日」だそうで、一年でいちばんおいしい寿司ネタがそろう季節。
昔はお寿司屋さん全店舗がイベントを行っていて、楽しい縁日として盛り上がっていたんだそうです。
今では以前ほどの盛り上がりはないものの、記念日を祝う文化は続いているんだとか。
今年はお店の定休日である火曜日と重なってしまうけれど、当日は営業して一部メニューを割引にして「全国すしの日」を盛り上げたいとおっしゃっていました。
おいしい寿司を堪能しながらちょっとした小話が楽しめるのは、街のお寿司屋さんの醍醐味ですね。
昔ながらの伝統を守りながら、本物のおいしいお寿司を提供する「いい田寿司」。
その味をぜひ味わってみてください!
エリア情報
いい田寿司
住所:神奈川県川崎市川崎区渡田東町2–16
アクセス:JR京浜東北線・東海道線・南武線 川崎駅より臨港バス乗車、「成就院前」下車 徒歩約3分
TEL:044-344-5927
営業時間:11:30~21:00
定休日:火曜日
※都合により、営業時間が記載と異なる場合がございます。
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