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JR川崎駅からほぼ直結!いろいろ学べる「東芝未来科学館」

2023.04.03

みなさん。東芝といえば、電化製品のどのようなものを思い浮かべるでしょうか。

メーカーをあえて統一していない我が家では、今回の取材後に改めて自宅の家電を確認したところ、電球が断トツ、続いて一昨年買い換えた洗濯機も「TOSHIBA」だったことが判明しました。
きっとあなたのご自宅にも、なにかしらの製品があることと思います。

そんな世界に誇る「TOSHIBA」の本社は、東京浜松町と川崎幸区にあります。
JR川崎駅から直結の大型ショッピングモール・ラゾーナ川崎の真横にどっしりと東芝本社屋がみえます。

「東芝未来科学館」は、社屋の裏手にあり訪れるのに便利な立地で、お子さんとのレジャーにもおすすめです。

必須条件である事前予約をしてから実際に訪れてみました。
以前もご紹介しましたが、今回は館内の構成や歴史を感じる展示物についてご紹介いたします。

さっそく中に入ってみましょう♪

もともと「東芝未来科学館」は1961年に東芝創業85周年を記念してオープンしました。
その後、2014年1月末に現在の川崎ラゾーナ地区へ移転してリニューアルオープンしています。

館内では、東芝グループの歴史、東芝製品の一号機や環境、社会インフラ、近未来社会や生活などこれまで私たちが家電以外でも見聞きしたことのあるものが多く紹介され、それらを映像や展示、ゲームなどで学ぶことができる体験型施設です。

ワンフロアーで構成されている館内は、4つのゾーンでわかれており、階段やエレベーターでの移動がないのでらくらくと観てまわれるのもうれしいポイントです。

  • ウェルカムゾーン

大型スクリーンで映像体験ゲームがお出迎え

  • ヒストリーゾーン

創業者の田中久重と藤岡市助の生涯と歩み、過去の東芝製品の数々の展示

  • フューチャーゾーン

エネルギー、インフラ、デジタルなどさまざま場所で活躍する東芝グループの最新技術や製品の展示

  • サイエンスゾーン

超電導の実演や静電気の体験など科学のおもしろさがわかるゾーン

以上4つのゾーンにわかれています。

時代がわかる縦書きの設計図

こちらは「無尽灯(むじんとう)」。

天保8(1837)年に東芝の創業者の一人である田中久重により考案された、菜種油を使用して灯るランプです。
これは19世紀始め頃にオランダ人によってもたらされた空気銃の一種(気泡)の原理から応用されたものだそうです。

カステラや金平糖のほかにも多くの品々が、船でオランダから日本にやってきたんですね。長い歴史と製品化への苦労がうかがえます。

今では、片手でサッと取り付けることのできるランプの始まりを知ることができました。

実際にみられる日本初の家電の数々

こちらのかなりシンプルな炊飯器は「日本初の自動式電気釜」です。
昭和30年に開発されたこちらの炊飯器は、特許である間接三重構造が特徴で、東芝製品の中で指折りのヒット商品となったひと品です。

さらに、ほかの厨房機器の自動化の先駆けとなった記録すべきものになりました。
またその技術は、世界的にも認められ、米国、東南アジア各地に相当数が輸出されたようです。

また現在のコンパクトな仕様になるまでに、たくさんの方たちの技術、知恵、工夫がつまっているのだなと実感もできました。

こちらは、「日本初の業務用電子レンジ」です。

昭和31年に電子レンジの研究を開始し、3年後にこちらの一号機が完成したそうです。
一瞬冷蔵庫かな?と思ってしまうほど大きな電子レンジは、幅630×奥行620×高さ1560mmといった大きさで、価格も100万円越えだったようです。
業務用ということもありますが、サイズと価格にはちょっと圧倒されてしまいました。

きっとお子さんも「これは、なんだろう~??」とワクワクした気分になると思いますよ。
そんな気持ちを育み大切にしてあげたいものですね。

興味をそそる実演やイベント

こちらは、リニアモーターカーや医療用MRIなどに使われる「超電導技術」。
実際に目の前で、仕組みの説明や実演を聞くことができます。

個人的に苦手分野でしたが、みなさんと一緒に聞きながら、最後は「ほお~」「へぇ~」と少しだけ理解を深めさせていただきました。
私たちもそう遠くない未来に「超電導リニア」を利用する日がくるかもしれません。待ち遠しいですね。

まだまだご紹介しきれていない「東芝未来科学館」。
ぜひ一度訪れて、実際にみたり、聞いたり、触ったりして、学んでみてくださいね。

エリア情報

「東芝未来科学館」

住所:神奈川県川崎市幸区堀川町72番地-34スマートコミュニティセンター2F
アクセス:JR東海道線、京浜東北線、南武線「川崎」駅北口より徒歩3分
     京浜電鉄「京急川崎」駅より徒歩8分
TEL:044-549-2200
開館時間:9:30~17:00
休館日:日・月・祝・特定休館日
入館料:無料 ※事前予約制