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有名なのは川崎大師だけじゃない!?歴史のある古社「稲毛神社」

2023.08.15

川崎区内の中でもっとも歴史があるといわれており、多くの人々が参拝に訪れる「稲毛神社」。

地元の人々にとっては、お宮参りとして利用するなど、昔から慣れ親しんできた神社をご紹介いたします。

川崎区で最古の神社!?

神社は「川崎」駅から徒歩約10分のアクセスのよい場所に位置します。
朱色の大きな鳥居が目印です。

争乱の絶えなかった頃に、武の神とされる武甕槌神(たけみかつちのかみ)をまつり、天皇軍の戦勝を祈る神社として建立されたと伝えられています。

主祭神をはじめに5柱の御祭神をまつることから、ご利益は和と勝です。

神社内では「和勝守」というお守りも販売されています。

勝負運アップの効果があるそうで大人気です!

明治時代以前は「川崎山王社」と呼ばれており、東海道川崎宿の鎮守とされていました。

その名残から現在も氏子(うじこ)の間では「山王さん」の名で親しまれていますよ。

夏になると「川崎山王祭」という例大祭が開催され、神々の結婚と誕生を表す物語が描かれる、神輿の渡御がおこなわれます。

江戸時代には京都の祇園祭に対して「東の祇園」とも称されるほどの名物だったようです!

2日間にわたって盛大におこなわれるこのお祭りは「川崎の夏の風物詩」として地域住民から愛されています。

夏詣?七夕の笹飾りも!

御社殿に向かうと「夏詣」の旗が設置されていました。

みなさんは「夏詣」をご存じでしょうか?

聞きなじみのないフレーズだったので、調べたところ、初詣から過ぎた半年の無事を感謝して、これからの半年のさらなる平穏を願い、年の半分の節目である7月1日以降にも、神社仏閣に詣でる新たな習慣のことをいうそうです。

折り返し地点に感謝と願いを込めて参拝するなんて、とてもステキな風習ですよね。

七夕が近いので七夕飾りも飾ってありました。

短冊に託したみんなの願いが笹竹につるされています。

すぐそばには短冊も販売されており、参拝者も気軽に願い事を書けるようなので、私も健康を願ってきました。

パワースポットの御神木大銀杏!

参拝と祈願を終えて御社殿に背を向けると、目の前に樹齢一千年と推定される「御神木大銀杏」が見えます。

多くの人々が祈願に訪れる境内一のパワースポット!

江戸時代には「山王様の大銀杏」として知られ、江戸を代表する浮世絵師・歌川広重の『武相名所旅絵日記』にも登場している大木です。

別の書物には「十二支めぐり」といい、自分の干支の柱から順番に大木の周囲を回りながら願い事をすると「ことごとく叶う」という言い伝えが残っています。

地元住民でありながら、初挑戦の私。

ご利益にあやかりたい気持ちで、私も生まれ年の干支から順に祈願してみました。

大木の生命力に触れることで自然の癒やしの力をいただき、心身ともにリラックス。

多くの人々が祈願に訪れる理由に納得するほどのエネルギーでした。

勝負事の際には「稲毛神社」へ

魅力を語り尽くせないほど、まだまだ見所満載の神社「稲毛神社」。

次は半年後の初詣に訪れようと思います。

戦いの神をまつる神社なので、勝負事がある際はぜひ祈願に行ってみてはいかがでしょうか?

エリア情報

稲毛神社

住所:神奈川県川崎市川崎区宮本町7-7
アクセス:JR東海道線・京浜東北線・南武線「川崎」駅下車 徒歩約10分
TEL:044-222-4554