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日本酒愛がひしひしと伝わる紺屋町の「地酒や たけくま酒店 本店」

2024.04.06

お酒好きの夫の誕生日プレゼントに何かいつもとは違うお酒を買いたいと思い、インターネットで探してみると「たけくま酒店本店」がヒットしました。
口コミでは「日本酒の種類が豊富」「希少な銘柄がある」など、かなり豊富な品揃えのようなので気になり行ってみることにしました。

和風な外観が目印

お店は和風な外観で、酒屋さんのシンボルでもある杉玉(すぎだま)も飾られていました。
中に入るとズラリとお酒が所狭しと並んでいます。
日本酒だけでなくウイスキーや果実酒などもありました。

ビールはクラフトビールが豊富で、見たことのないラベルがたくさんあります。
オシャレな缶がたくさんあるので、宅飲みにお呼ばれした際の手土産にも喜ばれそうですね。

日本酒愛がひしひしと伝わる解説

こちらのお店では、それぞれのお酒に解説のポップが付いているので、選ぶ際の参考になります。ポップを見ながら自分で選ぶのも楽しいのですが、店員さんにオススメを聞いたり好みを伝えて選んでもらうのもアリです!

「直汲み(じかぐみ)」や「火入れ(ひいれ)」など、お酒に詳しくないと知らない言葉もありますが、まったく問題ありません!親切な店員さんが優しく分かりやすく解説してくださいます。

実際私もいいお酒をプレゼントしたい!と意気込んで行ったものの、あまりの種類の多さに圧倒されてしまい、お店の方にオススメとその解説をしていただきました。
とても丁寧で詳しい解説で、聞いていて日本酒への愛情がひしひしと伝わってきました。

今回オススメを聞くと「今の季節ならこちらです」とご紹介いただきました。
「いづみ橋純米直汲み 生のたけとんぼ」(いづみばしじゅんまいじかぐみ なまのたけとんぼ)です。

このお酒は、たけくま酒店の社員さんが海老名にある泉橋酒造の蔵へ直接行って、絞って瓶詰め(直汲み)をおこなっています。

たけくま酒店の「たけ」と、蔵のまわりには田んぼが多く水や空気がキレイなため、とんぼがたくさん飛んでいることを合わせて「たけとんぼ」と名前をつけたそうです。

フレッシュ感とほんの少し炭酸があるそうで、新しい年度が始まる春にはぴったりのお酒だと感じました。
季節や時期によってオススメ品はかわりますので、春夏秋冬それぞれに訪れてオススメしてもらうのも楽しそうです!

併設の試飲所「たけくま飲み物教室」

たけくま酒店の魅力は品揃えだけではなく、専用の試飲所があることです。
こちらは元々はあみもの教室だった場所を改装して作ったそうです。名前も「あみもの教室」とかけて「飲み物教室」としたそうです。

飲み物教室は飲んで酔っぱらうという趣旨ではなく、あくまでもそれぞれの風味や特徴など解説を聞いたりして、日本酒を紹介する場所になります。

入ってすぐ右側にあるのが日本酒サーバーです。
試飲は1杯30mlで200円で、6種類全て飲むと180mlでちょうど1合になります。
専用のコインをお店のレジで買い、コインを投入してカップをノズルの下に用意したらボタンを押します。

毎回6種類の日本酒が用意されていて、週に1回3種類ほどラインナップを変えるそうです。
毎週末試飲にいらっしゃる方もいるそうですよ。

今回のラインナップにはなんと1瓶1万円をこえる高級品もありました。
日本酒通の方もこれからいろいろ知りたい方にもぴったりの場所ですね。隠れた逸品を発見する機会になりそうです。

ちなみに日本酒だけでなくクラフトビールも飲めます。お店で専用ボトルを売っているので持ち帰りもできますよ。

お手製のリーフレット

お店に訪れた方はレジ横に置いてあるリーフレットもぜひ見てみてください。
お酒の保存方法、イベントの紹介、お酒の解説、酒蔵の紹介などがあります。

びっしりと書かれた文字とイラストで、ここにもお酒に対する情熱が感じられます。
これを読めばまた一段とツウになれること間違いなしです。

ただ飲んで味わうだけでなく、そのお酒の由来やこだわりポイントや特徴を教えてもらってから飲むとさらに一層味わい深くなりそうですよね。

晩酌用に選んだり、誰かにプレゼントとして贈るのにもぴったりなお店です。
ぜひ訪れてみてくださいね!

エリア情報

地酒や たけくま酒店 本店

住所:神奈川県川崎市幸区紺屋町91
アクセス:JR南武線「矢向」駅から徒歩約17分
営業時間:9:30~19:30 
飲み物教室:12:00~18:30(最終入店18:00)
定休日:水曜日