ナイス株式会社はおかげさまで70周年

ハマ・サキマガジンはナイスがお届けする地域応援情報メディアです。

海苔の香りでお出迎え!小向西町の「海苔の鈴舟」

2023.12.20

先日行った幸区民祭でいただいた、試食の海苔がおいしかったので調べてみると、幸区にお店で焼いた海苔が買える場所があると知り、せっかくなので今回の取材で行ってみることにしました。

青い旗が目印で、お店の名前は「鈴舟」と書いて「りんしゅう」と読みます。

海苔のいい香りでお出迎え

初めて行くお店なので少々緊張しながら入ったその瞬間!ふわっと海苔のいい香りがお店いっぱいに広がっていました。もはや空気がおいしいような状態です。

それもそのはず、お店の奥ではまさに今、海苔を焼いている最中でした。どの海苔も産地から材料を仕入れお店で焼いています。特に12月はお年賀用に購入される方が多いため、毎日焼いているそうです。

豊富な品揃え

どれを買うか迷っていたところ、店員さんにいろいろと教えていただきました。
ラーメン用の海苔は溶けにくいように少し厚めに作る工夫が施されています。わさびの海苔も味見したところ、お酒のおつまみに良さそうでした。

海苔は焼きたての方がいい香りがするため、どの海苔も大量生産の作り置きをしていないというお店の強いこだわりがあります。お店の奥から聞こえる海苔作りの音から、手間暇かけて一枚一枚に心を込めて作っていることが感じられました。

今回購入させていただいたのは「もみ海苔」と「手巻き寿司用海苔」です。

実は人気商品の「もみ海苔」

まずは写真右側のもみ海苔ですが実はとても人気な商品なんです。海苔の形を整えるために切り出した端の部分なので、一見すると「映える」海苔ではないのですが、百貨店やお歳暮やお年賀用の海苔が含まれるので品質はかなり高級品です。

こちらを買い求めに来るお客さんもいるほどで「今日はありますか?」という会話が頻繁にあるそうです。もみ海苔として作っているわけではないため繁忙期近くでないと多く出せないとのこと。もしあったら購入をオススメします!

おいしい海苔で子どももご飯がすすむ

2つ目に購入した手巻き寿司用海苔でおにぎりを作って朝ごはんに出してみました。すると、いつもはお米を少ししか食べない子どもがパクパク食べてました!
0歳の赤ちゃんの離乳食にも小さくちぎっておかゆに混ぜてあげると、こちらもよく食べていましたよ。

私も食べましたが海苔のいい香りで一段とおいしく、専門店で買うようなおむすびの味になり感動しました!
こんなにおいしくなるなら、今度海苔弁当や海苔を混ぜ込んだ塩むすびも作ってみたいとワクワクしています。

お店の由来

お店の名前の由来をお聞きしたところ、祖母の鈴子さんが羽田沖の方で海苔漁家を営んでいたことと海苔漁に舟を使うことから「鈴舟」と名付けたそうです。
お店の創業自体は30年と海苔のお店としては若いそうですが、親子三代ひたむきに海苔を作り続ける歴史のあるお店だと感じました。

川崎市はあまりメジャーな銘菓や名物はないように思っていましたが、鈴舟の海苔は幸区自慢の品だと感じました。実際にお寿司屋さんへ納入していたり「よしもと47シェフラン」に認定や、おもてなしセレクションで受賞歴がありますので、実力は確かなものです。個人的には川崎市ふるさと納税の返礼品にもなるのではないかと思います。

とても上質でおいしい海苔は食卓をいろどること間違いなし!ぜひ訪れてみてくださいね。

エリア情報

海苔の「鈴舟」

住所:神奈川県川崎市幸区小向西町3-69-1
アクセス:JR南武線「鹿嶋田駅」から徒歩約17分
営業時間:平日10:00~17:00 土曜日 予約の方・業者販売のみ
定休日:毎週日曜日・祝日