平日の昼間は、ママたちの自由時間。
育児から解放される束の間の時間、どう過ごしていますか？
私は趣味の手芸を楽しんだり、仲のいいママ友とお茶をしたりしています。

夢中になっていると、時計の針はいつのまにかお昼を指しています。
パスタや昨日の残りで料理をしてもいいけど、洗い物が少し面倒…。

そんな時に便利なのが、お弁当屋さんです。
とくに宅配のサービスをしているお弁当屋さんは、ママたちの間で大人気。

「斎木商店」さんは、そんな宅配サービスを行っているお弁当屋さん。
上の息子が幼稚園に通っている頃、園のママの口コミで知りました。
誰かの家でのランチや、一人でのごはんに大活躍！

今回、初めて訪れ、お店の方からお話を伺うことができました。
今日は100年近い歴史をもつ米店「斎木商店」をみなさんにご紹介します。

商店街から奥に入ると漂う「おいしそうな匂い」

「斎木商店」は、小倉の下町にあるお米屋さん。
バス停「小倉神社裏」から江ヶ崎方面に50メートルほど進み、正蔵寺の角を右に曲がった先にあります。

お店の前の路地は車が一台通れるくらいの幅なので、自転車または徒歩での来店がベストです。

お店が見えてくると、おいしそうな匂いが辺りにうっすらと漂います。
近所の方も入れ替わり立ち替わり、お弁当を買い求めに来ていました。

店舗の隣には、木枠をたくさん積んだ味のある倉庫が。
「斎木商店」は創業からなんと90年！
ずっと小倉で営業を続けてきたそうです。

店頭にはおすすめのお米や、ごはんに合う卵も。
秋といえば新米。
おいしいお米と産みたての卵で、卵かけごはんにしたら格別ですね！

お米屋さんならではの「米ぬか」も販売しています。
米ぬかといえば、ぬか漬け。
私の周囲ではぬか漬けにハマっているママ友、けっこう多いんです。

みんな口をそろえて言うのは、「ぬかから手作りすると一番自分好みの味になる」とのこと。
お値段も手頃なので、気軽にチャレンジできそうですね♪

お惣菜は全て手作り！おにぎりは具材が豊富！

お店に入ってすぐのカウンターでは、おにぎりとお惣菜を購入できます。

梅干しはなんと手作り！
他に、明太子やすじこ、北海道から仕入れているたらこ…など。
あったらうれしい具材がそろっています。

カウンターには小さなパックに入ったお惣菜も。
こちらのお惣菜は全て手作り。

大半は1パック250円で、とってもお手頃な価格です。
あと1品、おかずがほしい…という時にも良いですね！

ごはんがおいしい！ちょうどいいボリュームのお弁当

この日は、昔よく注文していた「唐揚げ弁当」（550円）を購入。
メインのおかずは、肉・魚・唐揚げの他、丼ものもあるそうです。
定番の唐揚げ以外は全て日替わりで、今週のメニュー表が店頭に置いてありました。

家に帰ってから、さっそく頂きました♪

大きな唐揚げはカリカリの衣。にんにくと醤油の下味が利いています。
ひじき煮とサラダ春雨もお店の手作り。
手作りならではのしっかりした味わいです。

ごはんはさすがのおいしさ！
冷めていても、お米のもつ優しい香りがそのまま残っています。
「おいしいね～！」とママ友たちとの食事を楽しんでいた頃を思い出します。

上の息子が大好きな「揚げもち」も、お土産に購入しました。
味は、あまから・しょうゆ・塩の3種類。

甘党の息子、ポイポイと口に放り込んで、あっという間に食べてしまいました。
かろうじて1つ分けてもらうと、お米の自然な香りが。
昔の揚げ餅の味そのままで、あとをひきます。

手作りの味を届けるお弁当

「斎木商店」がお弁当の販売を始めたのは、今から10年ほど前のこと。
新小倉と呼ばれる小倉陸橋から見える平地には、当時、音響機器メーカーのビルが建設中でした。
その工事現場でお弁当を販売してみたら喜ばれるのでは…と、考えたのが始まりだそうです。

宅配サービスは小倉を中心に、北加瀬、南加瀬など、距離次第で受け付けているとのこと。
お店の方は、「一人暮らしの方など、求めてくれているお客様にできるだけ対応していきたい」と、おっしゃっていました。

昔、宅配を頼んだ時のこと。
お弁当は保温用の容器に入って届きました。
容器を受け取った時に、ほのかに残っている温かさ。
さりげない心遣いに、とてもうれしくなりました。

「斎木商店」の心づくしのお弁当。
みなさんもぜひ、味わってみて下さい。