地元に寄り添って90年!南幸町で愛される「新岩城菓子舗」
川崎駅から南幸町を散歩していると、「菓子」の文字が目に入りました。
お店の名前は「新岩城菓子舗」です。
店頭に飾られた写真や手書きのポップ、そしてガラス越しに見えるおいしそうな和菓子の数々。
あたたかさと親しみやすさを感じ、吸い込まれるように店内に入りました。
店内に所狭しと並ぶ和菓子たち
店内に入ると、正面に大きなカウンターがあり、和菓子がぎっしり並んでいました。
入って左側には冷蔵ケースがあり、暑い日にはうれしい冷たいお菓子も。右側には金平糖や京菓子などが置いてあります。
そしてカウンターの向かい側には、干菓子や焼き菓子があり、店内のどこを見てもお菓子でいっぱいです。
甘いもの好きにはたまらない場所ですね!
あたたかい接客がうれしい
ラインナップが多く、どれにするか迷っていた私は、店員さんへおすすめをうかがうことにしました。
すると、わざわざカウンターから出て来てくださり、とても親身になって、人気商品やおすすめ商品を説明してくださいました。おいしいお菓子だけではなく、心のこもった接客も長く愛される理由なのでしょうね。
店員さんの説明を聞いて、人気商品が3つセットになった「The新岩城」を選びました。セットにはどら焼が入っていましたが、数量限定にひかれ、『朝どら』も購入しました。
『朝どら』と『多摩どら』を食べくらべ
『朝どら』は、「朝焼きどら焼」の略です。なんと朝4時頃から店主が毎日欠かさずつくっていらっしゃるのだとか。1日でつくれる量が限られているため、早い者勝ちです。
ひと口食べて、最初におどろいたのは生地の食感。できたてというのが分かるくらいふわふわです。あずき本来の甘みを活かしたあんとの相性もぴったり。フレッシュだからこそ、素材のおいしさが伝わってきます。
一方、『多摩どら』は生地がしっとりしていて食べ応えがあります。日持ちもするので、贈り物にも向いていますね。
中身は白あんではなくて〇〇!?『川崎ポテト』
「The新岩城」セットに入っていた次のお菓子は、『川崎ポテト』 です。
見た目は、一般的なスイートポテトのようですが、なかに白いあんが入っています。白あんかと思い食べてみると、なんとチーズの味が!こちらはクリームチーズを使っているのだそうです。さつまいもとチーズの組み合わせは初めてでしたが、さつまいもの甘さがより引き立っているように感じました。
豆乳を使ったやさしい味わいが特徴の『川崎とうふ』
最後に紹介するのは『川崎とうふ』です。
とうふのような真っ白なスポンジケーキのなかに、あんが挟まれています。卵白と豆乳でつくられているケーキの部分は、軽くてやさしい口当たり。あんは「ごま」「いちご」「抹茶」の3つから選ぶことができ、私は「ごま」のあんこを選びました。
ボリュームがありそうに見えますが、全体的に甘さがひかえめで、あっという間に食べ終えてしまいました。
創業100年を目指して
「新岩城菓子舗」は1931年に創業し、現在の店主は4代目。「おいしいお菓子で皆を幸せにしたい」という初代の思いを大切にしながらも、現状に満足することなく、新しいお菓子を生み出し続けています。今回ご紹介した一番人気の「朝どら」も、4代目店主の考案した商品なのだそうですよ。
100年を目指して進化し続ける「新岩城菓子舗」へ、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
エリア情報
新岩城菓子舗
住所:神奈川県川崎市幸区南幸町1-1
アクセス:JR京浜東北線・JR東海道線・JR南武線 川崎駅より徒歩11分
川崎市営バス「神明町平安会館さいわい前」バス停または「神明町」バス停から徒歩6分
TEL:044-522-2721
営業時間: 8:00〜20:00
定休日:不定休
関連記事
-
野鳥のメジロに遭遇!川崎の小さなオアシス「大島第3公園」
2022.02.06川崎大島にある「大島第3公園」は、住宅街の中にある公園です。よくあるご近所の公園?と思いきや、野鳥や草花など、自然が楽しめる街の小さなオアシス!児童遊具が充実したのびのびできる広大な公園内を散歩中、野鳥のメジロやカラフルなお花が咲く花壇に癒されました。
-
川崎駅徒歩5分!ショッピングやお食事もできちゃう「チネチッタ」
2021.05.19川崎のチネチッタは川崎にある主な3つの映画館のうち、最も古い映画館。映画館を中心にショッピングモル、ライブホーム、結婚式場がそろっている便利な施設です。他の映画館では上映されていない作品も多く、映画好きが訪れます。映画チケットでお買い物もお得にできますよ。川崎で遊ぶならオススメです。
-
住宅街にたたずむモダンな洋食店!川崎貝塚の「キッチン ミモザ」
2023.05.21「川崎」駅から歩いて数十分のところに位置する、下町的な風景が残る川崎貝塚。そんな街に「ナチュラルモダンなスタイルのおしゃれな自然派の洋食店がある」と聞き、行ってきました。洋食店ですが、和風の味付けで作られたものや和食などもあり、和洋折衷な料理が楽しめます。