花月総持寺駅から徒歩7分の総持寺は、全国に約1万5000寺もある曹洞宗の大本山です。
石川の能登地方にあった能登總持寺が火事に見舞われ、その後明治44年に鶴見に移されたそうです。

そして今では国際的な禅の根本道場として有名なことや昭和スターである石原裕次郎さんのお墓があることでも広く知られています。

こちらの三門の迫力も素晴らしく訪れたみなさんが、写真を撮られていました。

今回は以前にもご紹介した、緑豊かな総持寺内にある「禅カフェ茶房　おかげや」と、境内の様子や最新の施設情報を追加してご紹介いたします。

圧倒される総持寺の建物の数々

三門に続く石畳みをゆっくり登ると真横に「禅カフェ茶房　おかげや」があるどっしりと立派な佇まいの三松閣（さんしょうかく）が見えてきます。

また総持寺境内は、想像を絶する広大な敷地で、なんと総面積は50万㎡もあるとのこと。

節分後の2月の境内は、ゆっくりと静かな時が流れておりこちらまで神聖な気持ちになります。

三松閣の中に足を一歩踏み入れると、天井も高く荘厳な室内に圧倒されます。
こちらは、檀信徒さんたちが集まり、研修やセレモニー、宿泊などに利用されるとのことです。

また境内のカフェらしく靴を脱いで上がるスタイルが、神聖さとくつろぎを兼ね備えています。

おかげやの入り口には、店内でいただける和カフェらしいメニューの数々が。
ランチには、精進カレーや季節限定うどん、また甘味には、あんみつやぜんざいといった和中心のメニューがあり、心が惹かれます。

それではさっそく店内に入ってみましょう。

訪れた時間が朝8時過ぎだったこともあり、普段の生活でいただくことが滅多にないモーニングフルセットを注文しました。

個人的に朝食を外でいただくのは、旅に来たような気持ちになるのでとても楽しいです。

運ばれてきたトレーには、トーストやヨーグルト、ジャム、そして前回とは少し異なり巣ごもりサラダがついていました。見た目にも満足なセットです。
お箸でいただく巣ごもりサラダの気になるお味は、キャベツの中央にしんなりと焼かれた卵が乗りマヨネーズとお醤油が良く合う温かいサラダです。

一口食べた瞬間に、「これは食パンに合うわ～」と笑みがこぼれました。

添えられた無糖ヨーグルトの上には、キウイフルーツの果実ペーストがのっています。
全てが朝食らしく、朝のからだに活力や元気を与えてくれます。

また食事と一緒に、店内の大きな窓からの美しい景色も最高の贅沢です。
先ほど、境内に入る為に通った三門を真横から眺めることができ、門の両サイドには大きな仁王像が安置されています。

訪れる時期により、四季折々の自然が楽しめることも魅力のひとつです。
1年を通して桜や紫陽花、もみじの季節も来てみたいと感じました。

店内の椅子の高さも配慮がなされ、ご高齢の方からお子さんまで安全に景色を楽しめることも「禅カフェ茶房　おかげや」ならではです。

ちょうどやさしく流れていたBGMが、名曲テネシーワルツだったことやぼんやりとした灯りもステキなひとときにプラスされました。

総持寺散策やお参りにぜひ一度訪れてみてください。
そして「禅カフェ茶房　おかげや」で景色を眺めながらひと休みしてみてくださいね。