鶴見で味わう淡路島の恵みと温かい空間!「創作ダイニングAwaji」

「淡路島に行ってみたいけど、なかなかきっかけがない」-そんな方にぴったりなのが、神奈川県・鶴見の「創作ダイニングAwaji」。淡路島出身のご主人が、地元の旬の食材を使い、実家のような温かさで迎えてくれる一軒です。
懐かしくて優しい“ふるさとの味”は、淡路島を知る人には心に響き、まだ訪れたことのない人には「いつか行ってみたい」と思わせてくれるはず。
ここで味わえるのは、料理を通して土地の魅力を感じる体験そのもの。派手さはなくとも、忘れられない“心に残る味”が、あなたを待っています。
地元の人たちに長く愛される、心温まるお店

朝陽が差し込む静かな路地裏に、まるで昔からそこにあったかのように佇む一軒のお店。扉を開けると「おかえりなさい」と言われているかのような、やさしい空気がふわりと包み込みます。
観光地にありがちな派手さや喧騒とは無縁。地元の人たちが「今日はあの味が食べたいな」と足を運ぶ、そんな“ふつうの毎日”に溶け込んだお店です。お昼時には常連さん同士の笑い声が飛び交い、夕方になると仕事帰りの一杯を楽しむ人でにぎわうこの場所は、観光客にとっても“本物の淡路島”を感じられる、貴重な出会いの場となるでしょう。
お店の方もとても気さくで、料理のこと、島のこと、おすすめスポットまで気軽に教えてくれるのがうれしいポイント。地元に愛される理由が、きっとすぐにわかります。
元カフェならではのアットホームで温かい空間

元々はカフェとして親しまれていたこのお店。改装を経て今の姿になったとはいえ、そのぬくもりある空間はしっかりと残っています。木のぬくもりを感じるインテリア、窓から見える緑、そして手作りの小物。どこか懐かしく、つい長居してしまいたくなる空気感があります。
座席もゆったりとしていて、一人でも、友人や家族とでも心地よく過ごせる居心地の良さ。天井から吊るされた柔らかい照明が空間をやさしく照らし、料理が出てくるまでの時間さえも、贅沢なひとときに変えてくれます。
この場所は“食べるためだけ”にあるのではなく、心をほどき、暮らしのリズムを一度リセットするための「居場所」として、訪れる人の心をそっと癒してくれます。
淡路島の恵みを堪能できる、こだわりの創作料理

地元の食材にこだわるのは、料理人の誇り。そしてこの店では、その想いが一皿ごとにしっかりと込められています。淡路島は海と山に囲まれ、四季折々の食材が豊富。そんな自然の恵みを最大限に活かした“ここでしか食べられない”創作料理がずらりと並びます。
この料理を生み出しているのは、淡路島出身のご主人。島で生まれ育ち、小さな頃から魚の目利きや野菜の旬を自然と肌で覚えてきた彼だからこそ表現できる“淡路島らしさ”が、料理の随所に光ります。観光向けにアレンジしすぎることなく、それでいて誰にでもおいしく感じられる工夫。味はもちろん、温度や香り、盛りつけにいたるまで、ご主人の手仕事が丁寧に息づいています。

淡路島で朝獲れた新鮮なシラスを贅沢にのせたピザは、地中海の風を感じる一枚。薄くパリッと焼き上げた生地の上で、ふわっと香るシラスの旨みとオリーブオイルの風味が絶妙に絡み合い、ひと口食べれば口の中が一気に海へと連れていかれます。ワインはもちろん、日本酒や焼酎とも相性が良く、お酒好きにもたまらない万能型の一皿です。

また、淡路島で育った寒ブリを使ったぶり大根は、ぜひ味わっていただきたい逸品。じっくり煮込んだ大根は箸がすっと入るほどトロトロで、そこに染み渡る出汁とブリの脂が見事に調和。噛むごとにジュワッと旨みが広がり、体の芯まで温まるような優しさを感じられます。冬の淡路島を象徴するような、心も満たされる味わいです。
特筆すべきは、その調理法。素材の魅力を壊さないよう、火加減やカットの仕方にまでこだわり抜き、必要最低限の味付けで仕上げる姿勢は、まさに“素材を活かす達人”。創作料理とはいえ、気取った雰囲気は一切なし。素材の持ち味を活かした優しい味付けが中心で、誰もがほっとする味わいです。
都会では味わえない、“素材が主役”の料理体験。派手さや奇抜さではなく、淡路島という土地の豊かさと、人の手の温かみが感じられる丁寧な料理がここにはあります。まさに、“島の恵みをまるごと味わう”という言葉がふさわしい一皿。旅の途中に立ち寄れば、記憶に残るひとときが待っています。
淡路島産玉ねぎの旨みを凝縮した絶品ステーキ

淡路島といえば、やっぱり玉ねぎ。全国的にも有名なこの食材を、最高の形で堪能できる一皿がここにはあります。それが「淡路島玉ねぎステーキ」。じっくり時間をかけて火を通した玉ねぎは、驚くほどに甘く、とろけるような食感。香ばしい焼き目の中からジュワッと広がる旨みは、一度食べたら忘れられません。
ステーキと言っても肉ではなく、玉ねぎが主役。それなのに“メインディッシュ”としての満足感があるのは、素材の力と調理の技あってこそです。ソースもあえてシンプルに、塩とオリーブオイル、もしくは出汁ベースで提供されることが多く、玉ねぎ本来の甘さを引き立てます。
地元の人でも「これは家では真似できない」と唸るほどの一皿。ヘルシー志向の人にもおすすめの逸品です。
鮮度抜群!淡路島産お魚三種盛りで味わう海の幸

瀬戸内海と紀淡海峡に囲まれた淡路島は、実は魚介の宝庫。そんな島ならではの新鮮な魚を、贅沢に三種盛りで楽しめるのがこの店の人気メニュー。今日の盛り合わせは、その日一番のネタばかり。ぷりぷりと弾力のある鯛、甘みが際立つイカ、そして旨みたっぷりのカンパチ。どれも市場では手に入りにくい“本当にうまい魚”です。
醤油も地元の蔵で造られたものを使い、わさびも生。細部まで抜かりないこだわりが、シンプルな刺身の奥行きを何倍にも広げています。一口食べるたび、海の香りがふわりと広がり、まるで漁港の風景が目に浮かぶかのよう。
ここで魚を食べてしまったら、もうチェーンの海鮮丼には戻れません。島でしか味わえない、まさに“海からの贈り物”です。
とろけるおいしさ、淡路牛の極上ステーキ

肉好きなら必ず食べておきたいのが、淡路牛のステーキ。きめ細やかな霜降りと、あっさりとした脂の旨みが特徴で、口に入れた瞬間とろけるような柔らかさは格別。しかもこちらでは、火入れにとことんこだわり、外はカリッと香ばしく、中はジューシーなミディアムレアに仕上げてくれます。
使う塩もただの岩塩ではなく、淡路島の藻塩を使用。これが肉の旨みを一層引き立ててくれるから驚きです。付け合わせの地元野菜もまた絶妙で、ステーキの濃厚さを受け止める絶妙なバランス感。赤ワインとのペアリングも最高で、贅沢なひとときが味わえます。
観光の“締めくくり”としてもぴったりの一皿。思わず「また来年もこの味を食べに来よう」と思わせる魔法のようなステーキです。
しめのお茶漬けで心も体も温まる

どんなにおいしい料理を堪能しても、「最後にもうひと口、なにか食べたい」―そんな気持ちを優しく満たしてくれるのが、こちらのお店自慢の“しめのお茶漬け”です。
ご飯の上には、淡路島で丁寧に育てられたお米と、地元の海で採れた風味豊かな海苔、そして昔ながらの製法で漬け込まれた梅干しが、シンプルながら味わい深い具材として添えられています。その上から注がれるのは、昆布と鰹節からじっくりとひいた出汁。湯気とともに立ちのぼるやさしい香りが、体の芯まで染み渡るようなぬくもりを運んでくれます。
一口すくえば、ほどよい塩気と梅干しの酸味、海苔の風味、そして出汁の旨みが絶妙に重なり合い、口いっぱいに広がるやさしい味わいに思わずほっとため息がこぼれます。具材はあくまで控えめですが、素材ひとつひとつが引き立て合い、淡路島の自然の恵みをそのまま感じられるような仕上がりです。
特に、食後やお酒を楽しんだ後の“しめ”にこのお茶漬けをいただくと、心も体もふわりと解きほぐされるような安らぎに包まれます。決して派手ではないのに、忘れられない。この一杯が、その日の締めくくりを格別なものにしてくれるのです。
旅の終わりに、静かに心を整える。そんな贅沢な時間を与えてくれる、淡路島の味と心が詰まったお茶漬け。あなたの旅の記憶に、そっと寄り添う一皿になることでしょう。
エリア情報
創作ダイニングAwaji
住所:神奈川県横浜市鶴見区北寺尾1-5-16
アクセス:JR京浜東北線「鶴見」駅よりバス(鶴02・鶴03・鶴12系統)で「三ツ池口」下車、徒歩1〜2分
TEL:045-718-6093
営業時間:月・火・水・金:12:00〜14:00、18:00〜23:00(L.O. 22:30)
土・日・祝日:12:00〜14:00、17:00〜23:00(L.O. 22:30)
※ランチは事前予約制
定休日:毎週木曜日

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