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今も昔も地元民から根強く愛される鶴見神社

2021.08.10

鶴見駅東口を降りて、歩くこと4分。
マンションや民家が立ち並ぶ、参道の先に「鶴見神社」があります。
私にとってここは、一番身近なパワースポット。
普段の散歩や買い物の途中に、立ち寄っています。
そんな身近にある、パワースポットをご紹介いたします。

「鶴見神社」がつくられたのは、7世紀初めと伝えられています。昔は、杉山大明神(杉山神社)と呼ばれていたそうです。今から100年ほど前に現在の社名となったとか。
横浜川崎界隈では、最古の神社として奉られています。

拝客が途切れないのは慕われている証

参拝前には、とてもユニークな手水でお浄めをします。
龍の口元に手を近づけると、お水が出てきます。
今回私が伺った際にも、数人の方がお参りにいらしていました。
訪れる方は、実にさまざまです。
私もそのうちの1人です。

お守り・お札や絵馬、いろいろ用意されています

「鶴見神社」には、数々のお守りやお札、絵馬の種類があります。
神社の方にご相談すれば、お願い事に合ったお守りを選んでもらえます。
私も以前どのお守りにすれば良いか困ったときがあり、神社の方に選んでいただきました。

また、境内にはお願い事が記された、たくさんの絵馬がありました。人の数だけ、お願い事があるのですね。

7つの鳥居が立ち並んでいます

境内入って奥に進んだ右側に、いくつもの鳥居が鎮座しています。
手前から大鳥神社・稲荷神社・秋葉神社・関神社・祖霊社・寿老人・清明宮が祀られています。
そのうちのひとつである「清明宮」は、文豪三島由紀夫と森田必勝の2人を祀っています。若かりし頃の三島由紀夫が、鶴見区内のバーの常連客でその経営者と親交があったそうです。そんなゆかりもあり、平成22年に建立されたそうです。

境内の奥へと進むと、悠仁親王の御生誕を祝した鳥居がありました。鳥居をくぐり、振り向くと
神社の真後ろが見えます。お参りだけだとここまで足を運ぶことがなかったので、とても新鮮な景色でした。

あの「鉄腕DASH」のロケ地になりました

こちらの「鶴見神社」は、以前、テレビ番組「鉄腕DASH」のお正月特番ロケ地となりました。
TOKIOのメンバーとプロサッカー選手数名が、出演されていました。
テレビに「鶴見神社」が映った瞬間に、思わずびっくりしました。いつも行っている神社に芸能人が来るとは、思いもよりませんでした。
オンエアされた翌日に初詣に行ったのですが、その時に参拝客の方々の間では、この話題で持ちきりとなりました。

神社に併設された公園で、のんびりと

また神社入り口の右側に「鶴見神社公園」があります。
広さは、「鶴見神社」の敷地の約半分くらいです。
小さいお子さんが駆け回るのには、ちょうどいいくらいですね。
神社へ来る目的が公園で遊ぶ、お参りすると複数の選択肢があると、お子さんと一緒に参拝もしやすくなります。

鶴見神社の祭事「鶴見の田祭り」

「鶴見神社」には、年間を通してさまざまな祭事があります。
その中でも有名なのは、毎年4月29日に開催される、田祭りです。
これは、年のはじめに稲作の過程を模擬的に演じて、その年の豊作を祈願する行事です。
鎌倉時代から行われていましたが、明治以降には一旦消滅しました。時を経て、昭和62年に再興され、現在では「鶴見の田祭り」として地域に根付いています。
なお、これは横浜市地域無形民俗文化財として平成29年に登録されています。
有名なお祭りですが、まだこのお祭りを観たことがないのです。
来年以降、必ず観ようと思います。
また私が訪れた際には、茅(ち)の輪くぐりという輪が境内に設置されていました。
とても大きく立派な輪で、神々しさを感じました。

この輪をくぐることで、身を清めて災厄をお祓いし、無病息災を祈願するものです。
毎年6月30日に執り行われる夏越の祓(なごしのはらえ)と12月31日の年越の祓の時期に、この茅の輪を観ることができるそうです。
この茅の輪は、これまで何度が見てきましたが、その意味や行事について、初めて知りました。
私もこの輪をくぐって、しっかりとお祓い、祈願をします。

地元民に愛され、慕われる「鶴見神社」。
たくさんの歴史が詰まったこの場所で、お参りと境内散策、そして隣接の公園でほっと一息入れてみてはいかがでしょうか。

エリア情報

鶴見神社

住所:〒230-0051横浜市鶴見区鶴見中央1-14-1
アクセス:JR京浜東北線・鶴見線 鶴見駅より徒歩3分
     京急本線 京急鶴見駅より徒歩4分
電話番号:045-501-4122(平日・土日祭日9時〜16時)