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鶴見駅から11分で行ける、海が広がる魅惑的な無人駅「海芝浦」駅

2022.11.26

テレビで「無人駅で○○を探そう!」という企画を見たことはないでしょうか。
目的のお店を探して歩き回るタレントさんたちを見て、「無人駅は地方にあるんだな」と思う方も多いかもしれませんね。
ところが、この鶴見にも無人駅があるのです。

その駅こそが、海が見える魅惑的な無人駅「海芝浦」駅です。
今回はこの「海芝浦」駅についてご紹介します。

「関東の駅百選」にも選ばれている有名な駅

「近くに鶴見つばさ橋、遠くに横浜ベイブリッジを望むことのできる景観抜群な海に一番近い駅」という理由で、2000年に「関東の駅百選」に選定されました。

「海に一番近い駅」の名の通り、駅のすぐ脇はもう海です。
潮の香りが漂い、漁船が活動しているのがよく見えます。

ついつい浮かれて、漁船の漁師さんたちに両手を大きく振ったら、元気に振り返してくれましたよ。
そんな人の温かみも感じられる「海芝浦」駅。
この景色を見に、土日は多くの観光客でにぎわいます。

改札口は東芝エネルギーシステムズ工場の門

「この魅力的な駅に降り立ちたい」と思う方も多いでしょうが、「海芝浦」駅は東芝の敷地内にあり、改札口がそのまま東芝エネルギーシステムズ工場の門になっています。
したがって、一般人はこの駅で降り立つことはできません。

その代わりに、直結している海芝公園は散策することができますよ。
小さな小さな公園ですが、緑豊かな公園内で海を眺めていれば、横浜にいながら、ちょっとした旅行にでも出たようにリフレッシュできます。

海芝公園については当ハマサキマガジンで以前紹介されていますので、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
「海芝浦」駅から直通!目の前に海が広がる「海芝公園」 | ハマ・サキマガジン|鶴見・川崎の生活をレポートする地域情報メディア (house.jp)

「海芝浦」駅は無人駅で東芝の門には入れないので、この写真にあるように、簡易Suica改札機で改札を行います。
こちらは「出口」専用の簡易Suica改札機で、「入口」専用の簡易Suica改札機ももちろんあります。
私もSuica決済をしましたが、切符の方は切符回収箱に行きの切符を投入します。
それでは帰りはどうしたらいいのでしょうか。
なんと、帰りは乗車駅証明書発行機で乗車証明書を受け取り、下車駅で賃金を支払うのです。

私は初めて乗車駅証明書発行機をみたので、ついつい乗車証明書を発券してしまいました。
あなたは乗車証明書をご覧になったことがあるでしょうか。
せっかくなので、ぜひご覧ください。

一見切符に似ているのですが、下車駅で賃金を支払うことになるため、金額は記載されていません。
乗車駅からの距離によって賃金が異なるということなのでしょうね。
私はSuica決済だったので、この乗車証明書はいいお土産になりました。

電車の本数はごくわずか

主に東芝の工場で働く方のための電車なので、電車の本数はごくわずかです。
出勤時間帯と退勤時間帯には2〜3本の電車が運行していますが、それ以外の時間帯には1時間に1本程度しか電車は運行していません。

もともと鶴見線は本数が少ない、という印象はあったのですが、こんなにも少ないことにはさすがに驚きました。
乗車証明書にもある通り、私は9時台に「海芝浦」駅を訪れたので、まだ電車がありましたが、時間によってはまったく電車が走っていない時間帯もあります。
ですから、「海芝浦」駅に観光に訪れたい方はしっかり時刻表を確認して行ってくださいね。

「海芝浦」駅で非日常を体験しませんか

「海芝浦」駅は鶴見駅からJR鶴見線でわずか11分です。
ほんの11分で海に囲まれたステキな駅に降り立つことができます。
もしも帰りの電車まで長時間待つことになっても、海芝公園にはベンチがあるのでゆっくり過ごすことができますよ。

私のオススメでお気に入りの、電車で行ける身近な癒しスポットです。
ちょっと忙しくて疲れてしまうときや、悲しいことがあって落ち込んでしまうときはありませんか。
そんな時には美しい海と潮の香りに癒されてみませんか。

エリア情報

JR鶴見線 海芝浦駅

住所:神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目
アクセス : JR鶴見線 「海芝浦」駅 JR鶴見駅よりJR鶴見線で11分