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鶴見区豊岡商店街、地元で愛されるパン屋さん「麦の家」

2021.09.07

今回ご紹介するのは鶴見区にある豊岡商店街で愛されているパン屋「麦の家(ばくのいえ)」さんです。
鶴見駅西口を降りて駅前の広場をぬけるとあるのが「豊岡商店街」。その商店街を入って50mほど歩くと左側の路地に「麦の家」があります。
表通りからは外れているので、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、開店しているときは大きなのぼりが立ててあるので目印になります。

クマのぬいぐるみがお出迎えしてくれる赤を基調にしたお店の入り口は、どこかなつかしい雰囲気です。

気さくでご近所さんのようなパン屋

お店のなかは通路の幅が広くとってあるので、ゆったりした空間になっています。ベビーカーが通れるくらいの幅があるので、赤ちゃん連れの人にはうれしいですね。

また入り口を入ってすぐのところにイスがおいてあり、杖をついたお年寄りが「ちょっと休憩させてね」と入ってくるのを見かけたことがあります。2014年のオープン以来、赤ちゃんにもお年寄りにも優しいパン屋さんとして、地元の人たちに親しまれている様子がうかがえます。

「麦の家」は社会福祉法人「大樹」が運営しています。障がいのある人たちがいきいきと働くのを支援する事業の一環です。お店のなかでは障がいのある人たちと、スタッフの人たちが一緒にパンを作っています。その様子はガラス張りの厨房からうかがえ、「今日はあのパンあるの?」などといった質問にも丁寧に答えてくれるスタッフの人たちのあたたかい雰囲気も、このお店が親しまれている理由の一つでしょうか。気さくなご近所さんのようなパン屋さんです。

おすすめは塩パン!

どのパンもおいしいのですが、いちばんのおすすめは塩パン。バターがたっぷり入っていて、一口食べるとバターの風味が口いっぱいに広がります。塩気がしっかりきいているのが、いいアクセントになっています。

ぷちぷちショコラは、ブロックチョコとチョコクリームがたっぷり入っていて「今日はがっつり甘いものが食べたい!」というときにぴったり。

チーズちくわは、ふわふわした生地のパンと、もっちりしたちくわの食感を、チーズが上手にまとめています。ちくわがまるごと一本入っているのでボリュームもあります。毎日でも食べられるご飯のような総菜パン。

「麦の家」は区内の地区センターなどで移動販売も行っています。移動販売先で食べたパンのおいしさが忘れられず、お店に通いはじめた人もいるそうです。ただし人気のあるパンは夕方には売り切れてしまうこともあるので、目当てのパンがあるときは、午前中に訪ねた方がいいかもしれません。

子どものおやつにいかかですか?

パン以外にも、パウンドケーキ、クッキー、サブレ、ラスクなども充実しています。期間限定のスイーツもあり、梅雨の時期には、鮮やかな青が美しいあじさいゼリーが棚に並んでいます。

ワッくんサブレは、鶴見区のマスコット「ワッくん」のかたちをした焼き菓子です。材料は小麦粉、砂糖、バター、卵黄とシンプルなので、子どものおやつとしても安心ですね。同じ材料で作っている招き猫サブレもあり、どちらも見ているだけで和みます。味はそれぞれプレーンときなこがあり、手土産にしても喜ばれそうです。
おいしくて、ご近所さんのような気さくな雰囲気のパン屋さん。豊岡商店街に来たときは、ぜひ足を運んでくださいね。

鶴見駅の反対側にはイートインスペースもある「ベーカリー&カフェ麦の家2号店」があるのでそちらもおすすめですよ。


エリア情報

麦の家

住所:神奈川県横浜市鶴見区豊岡町14-27
交通:JR京浜東北・鶴見線 鶴見駅西口 徒歩3分
電話:045-633-8640
営業時間:9:00~17:00
定休日:土・日・祝日・夏季盆休み・年末年始