ご縁がご縁をよぶ!東寺尾の人情味あふれるお煎餅屋さん「力煎」
寺尾地域ケアプラザにほど近い路地の一角に「手焼きせんべい」ののぼりが立っているのを見たことはありますか?
私ははじめて見たとき「こんなところにお煎餅屋さんが!」とびっくりしました。なにしろここは住宅地のど真ん中。
のぼりに誘われて歩いていくと、レンガの外装がおしゃれな「力煎(りきせん)」が見えてきます。

本物の手焼き煎餅はいかがですか?
店内には何種類ものお煎餅とハンドメイドのアクセサリーなどの雑貨がならんでいます。

まるで自宅に招かれたようなアットホームな雰囲気ですが、中央のお煎餅を焼くスペースが存在感をはなっています。

「手焼きせんべい」ののぼりは伊達ではありません。お店に置いてあるお煎餅の一部は店主の岩﨑さんがここで焼いているのです。
毎日ではないけれど、在庫の様子を見ながら焼いているとのこと。運が良ければ、焼いているところが見られるかもしれません。
都内の老舗のお煎餅屋さんで修行
駅から離れたこの場所でなぜお煎餅屋さんなのでしょう?
店主の岩﨑さんにうかがうと「子どもを見ながら家でできる仕事だったから」とのこと。
確かに自宅をお店にすればそれが可能ですね。

お煎餅屋さんを選んだのは、岩﨑さんの母方のご親戚が都内で老舗のお煎餅屋さんを営んでいるというご縁があったからでした。またお煎餅なら、老若男女問わず楽しんでもらえることも理由の一つだったのだそう。

「力煎」を開店するにあたって、親戚のお店で数年修行をされたというから、お煎餅の味は本格的。2008年に開店して以来、多くのファンがいるのもうなづけます。
お店はSNSでの宣伝はしておらず、お客さんは口こみで来る人がほとんどだとか。おいしいお煎餅もさることながら、岩崎さんの気さくなお人柄に惹かれてくる人も多いのではないでしょうか?
ご縁がご縁を呼ぶ
岩﨑さんは現在、お店の定休日にはデイサービスの仕事を手伝っています。いつか来る家族の介護のために、お客さんの紹介で数年前からはじめたそうです。
また自分の生まれ育った町を見守りたいという気持ちから、民生委員を引き受けているというから、そのバイタリティには驚かされます。
しかしご本人はいたって自然体で「すべて自分のできる範囲でやっている」とのこと。
お煎餅屋さんも、デイサービスの仕事も、岩﨑さんにとってはいわば「ご縁」によって運ばれてきた自然な流れだったようです。
ご縁がご縁を呼ぶのは、そこに「人情」があるからだと思います。使い古された言葉ですが、「人情」とは本来は人があたり前にもっている他人を思いやる気持ちをあらわすもの。
そしてご縁とは、その「人情」が人と人を繋げていくこと。ただ待っているだけでは良いご縁は結べません。
家族や友人や町を思う岩﨑さんだからこそ、こうしたご縁が結ばれていくのでしょう。
醤油がしっかりしみたお煎餅
さて、お煎餅はいろいろ種類がありますが、私のお気に入りは「えび桜」と「しょうゆ小丸」。
「えび桜」は花びらのかたちがかわいらしい、塩味のきいたエビのお煎餅。さくさくした触感で食べだすととまりません。
「しょうゆ小丸」は醤油がしっかりしみていておいしい!大きすぎず小さすぎないかたちがちょうどいい、子どものおやつにもぴったりな大きさ。
小分けのお煎餅も種類が充実しているので、手土産にもおすすめです。
エリア情報
力煎
・住所:神奈川県横浜市鶴見区東寺尾6-38-16
・JR京浜東北線、鶴見線、鶴見駅西口 川崎鶴見臨港バス鶴01、02、03系統、川50系統「東寺尾」下車徒歩約2分
・電話: 045-581-3479
・営業時間:10:00 ~ 18:00 定休日:水曜日・日曜日・祝日
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