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時間限定!「川崎」駅近くのおにぎり屋「えんむすび」で味わうこだわりの一品

2024.11.05

「川崎」駅界隈は駅ビル、地下街、商店街、と楽しく歩けるエリアがさまざまあります。「川崎」駅から東側へ少し歩いた場所にある「えんむすび」は、限られた時間帯でこだわりのおにぎりを提供する隠れ家的なお店。鳥取県産のお米を使った心温まる味がここで楽しめます。

限られた時間で味わえる、特別な「おにぎり」

最近はおにぎり専門店も街中で数多く見られるようになりました。「川崎」駅界隈にもいくつかお店がありますが、今回は銀柳街に位置する「えんむすび」について紹介します。

2023年9月頃にオープンした「えんむすび」は、川崎の老舗「川治屋」が手がけるおにぎりを、火曜・木曜・金曜・土曜の11:00から13:00の時間帯限定で販売しています。この限られた曜日、そして短い販売時間もまた、このおにぎり屋を特別な存在にしている理由の一つ。お昼時には次々とお客さんが買いに来て、軒先がにぎやかになります(ちなみに、各おにぎりは「出ているだけ」のようですので、人気の具材はすぐになくなるそうです)。

並んでいるのは鮭や昆布といった定番からユニークな創作系まで常時10種類程度で、価格は180円から320円ほど。ひと手間かけられた具材はどれもおいしそうで、私もいろいろと目移りしてしまい、結構迷ってしまいました。

こだわり抜いた素材が生み出す味わい

このお店の魅力の一つは、お米と具材へのこだわり。たとえば鮭は、店内で丁寧に焼き上げられたものが使われていて、香ばしい風味が際立つ逸品だそうです。

一見して気になったのが「たぬき」というおにぎりですが、これはどのような具材かお尋ねすると、昆布と揚げ玉をめんつゆで和えた具材が使われているおにぎりとのこと。なるほど、聞くだけで間違いなくおいしいであろうおにぎりで、やはり子どもにも親しみやすい味付けゆえ人気商品のひとつだそうです。こういった「お店だからできるひと手間」がうれしいですよね。

迷いに迷った挙句、この日私が選んだのは「ハラス野沢菜ちりめん」。名前からしていろいろ具材が入ってそうですよね。

実際一口食べると、塩気の効いた野沢菜と食べ応えのあるハラスが絶妙にお米の甘みを引き立てて、大きさ・米粒のかたさともしっかりとした満足感が得られました。個人的にはこの温かみのある紙袋の包装、リボンの結ばれたおにぎりと扇子のイラストもお気に入りです。

今回訪れた際は一番人気の「卵黄肉そぼろ」が無かったのですが、また次の機会にぜひいただきたいです。

ちなみに神奈川県のおにぎり屋でなぜ島根県産のお米?と思った方もいらっしゃるかと思います。具体的にはお米は島根県・安来市産の「金芽米」で、「市役所の紹介でタッグを組み、互いの街魅力を共に発信するコラボレーションとして島根県産を採用している」というステキなエピソードをお店の方に伺うことができました。

地元に根ざした魅力的なサービスも

「えんむすび」はスタンプカードのサービスも実施しており、一回購入するごとにスタンプを1つもらえ、スタンプが10個貯まると、島根産の金芽米を使った米粉パンケーキをいただける特典があります。限られた時間の開店になりますが、このスタンプカード特典も楽しみにランチタイムに通りかかった際、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。地元ならではの温かみのある接客が、日常の忙しさを忘れさせてくれるひとときにしてくれます。

「川崎」駅近くにありながら、知る人ぞ知るおにぎり屋「えんむすび」。限られた時間にしか出会えないこの味を、ぜひ一度ご賞味してみてはいかがでしょうか。定番ネタから変わり種のネタに、思わずほっこり笑顔になれるおにぎり。川崎での新たな楽しみや、日常のちょっとした贅沢にぴったりです。

エリア情報

おにぎり えんむすび

住所:神奈川県川崎市川崎区砂子2丁目4-8
アクセス:JR東海道本線、JR京浜東北線、JR南武線「川崎」駅 徒歩約5分/京浜急行「京急川崎」駅 徒歩約5分
TEL:044-233-0194
営業時間:11:00~13:00(火・木・金・土)、月・水・日祝 休み
駐車場:無