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赤ちゃんからシニアまで大人気の公園!川崎区「渡田新町公園」

2025.11.15

今回ご紹介するのは、川崎市川崎区にある「渡田新町公園(わたりだしんちょうこうえん)」です。

箱根駅伝のルートとしても有名な国道15号線(第一京浜)と、かつて「川崎市電」という路面電車が走っていた市電通りが交わる「元木交差点」にほど近いこの公園。

上記写真左端にある「川崎運送前」バス停の目の前で、「地元でちょっと公園にお出かけ」という方はもちろん、「川崎」駅から便利にアクセスできるレジャースポットを探したい方にもおすすめのスポットです(「川崎」駅からバスで約3分、徒歩約15分)。

緑豊かで広々とした公園で、世代を問わず、みんな思い思いの楽しみ方をしているのが印象的です。

活気ある川崎の街の中で存在感を放つ憩いの場

にぎやかで交通量の多い市電通りを通っている時、ひときわ目を引く噴水モニュメントと緑いっぱいの空間は、公園に行ったことがなくても地元の人なら「あ、あそこね!」と印象深く覚えているのではないでしょうか。

昔から活気のあるこのエリアは、近年、大規模マンションが建設されたり、それに伴って、多くの商業施設や飲食店が出店し、ファミリー層を中心に人気のエリアとして一気に便利で華やかになりました。

私がこの公園をイチオシする理由の一つとして、「公園に行く前後の過ごし方が楽しくて便利」というポイントがあります。

イトーヨーカドー川崎店やロピア小田栄店などのスーパーにも行きやすい立地ですし、近隣のココス川崎元木店やマクドナルド川崎渡田店などでモーニングやランチを楽しんでから公園遊びをしたり、テイクアウトしてピクニックに活用すると、子どもたちも大喜び!いつもの公園遊びが一気にスペシャルなイベントになります。

そういった立地も影響してか、渡田新町公園は、地元では「同じ学校・園の子どもたちが集合して遊ぶスポットとしても定番です。

大きな広場はお花見や盆踊りにも最適

市電通りから公園に入ると一気に緑豊かで広々とした空間が広がります。
起伏がほとんどない大きな広場が特徴的ですが、その広場は毎年春のお花見スポットとしても大人気です。

(写真は春撮影時のもの)

圧巻の桜並木が日本の春の美しさを感じさせてくれて、この公園でお友達と一緒にお花見をした思い出が心に浮かんできます。

取材をした11月は、これらの桜の木が一気に色づき、イチョウやモミジとともに素晴らしい紅葉が楽しめました。取材時には、色とりどりの葉っぱを楽しそうに集めているお子さまに出会い、思わず笑顔になりました。

さらに、この大きな広場では、夏に大きな櫓(やぐら)が組まれ、夏祭りの盆踊りが開催されます。みんなが集まって季節を感じられるスポットは、川崎のような街中ではレアなのかもしれません。

これは珍しい!向かい合って遊べる六角形ブランコ

渡田新町公園は個性あふれる遊具が豊富です。その中でも飛び抜けて印象的なのは、何といってもこの六角形の東屋型のブランコです。

よく見ると、ブランコの長さが異なっているのがわかりますが、小さな子どもでも楽しみやすいブランコや、大きく勢いよくこげるブランコなど、揺れ方の違いも楽しめます。

ブランコの数が多いのもうれしいポイントですが、お友達と向かい合っておしゃべりしながらブランコができるのは珍しいですよね、だからこそついつい長居してしまうことが多いように感じます。

個人的にお気に入りなのは、ブランコに座って東屋の屋根柱で切り取られた空を見ること。ここでしか見れない、まるで秘密基地のようなワクワクする空です。

このブランコに乗って大きくなった子どもたちは、きっと幼い頃の大切な思い出にこの景色が刻まれているのだろうなと思います。

渡田新町公園のメインディッシュ!な複合遊具

「ここにくるとこればかりして遊んでいる」
「広い公園にみんなで遊びに来ても、自然とここに集まって離れず散らばらない」

そんなママたちの声をよく聞く複合遊具は、まさに渡田新町公園のメインディッシュといってもいいかもしれません。

大小のすべり台が橋や段差でつながり、いろんな場所から登ったり降りたりできる楽しい遊具です。

まるで象の鼻のように伸びるこの長いすべり台は、この角度で見ると、結構な長さと迫力がありますね。

いくつか起伏を経て滑り降りていくこのすべり台はスピードが割と早く、幼児〜小学校高学年くらいまでキャーキャーとはしゃぎながらにぎやかに遊ぶ様子が見られます。

小さなお子様だと、小さめのすべり台だけでなく大きなすべり台で滑れるようになると、大きくなったなぁと感じますよね。

そして、じっくり見てみると、4つの登り方があって、左から、階段・ハシゴ・ニョロニョロとしたハシゴ、アーチ型のハシゴとバリエーション豊かなんです。これも、どこから登れるようになったかで成長を感じられるポイントです。

ジャングルジムだって個性的

渡田新町公園は、ジャングルジムだって個性的。現代アートのモニュメントのようなランダムな弧を描くこの遊具は、思ったより登るのが大変、だから面白い!ハマる子どもはこればかりやっていたりする隠れた名物です。

複合遊具の登り方しかり、このジャングルジムしかり、バランス感覚と手足の力をつける遊具が揃っているんですね。

それにしてもこのジャングルジムのフォルム、公園の景色に映えて、なかなかお洒落でかっこいいですね。

小さなお子さまも遊びやすい遊具が充実

地域の中でも渡田新町公園は、小さな子どもが遊びやすいなと感じます。
その理由は、低年齢向けの遊具の充実に加え、大きめの子どもたちが遊ぶ場所としっかり距離が離れていて、しかもベンチなども近いこと。


かわいい旗が目印のこのすべり台は、左右で少し滑り心地が違うんですよ。
娘は右ばかり、息子は左ばかり気に入って滑っていたなぁと懐かしく思い出します。

もっとベーシックな「はじめてのすべりだい」もちゃんとあります!
生まれて初めて滑れた思い出がこのすべり台に詰まっている方もきっと多いのでしょうね……!

地域ではこれと同じすべり台が多いので、「いつもの」がお気に入りなお子さまにも遊びやすいかもしれません。

写真左の四角いスペースは砂場です、小さなお子さまが遊具と砂場を行き来しやすくなっています。大きな時計塔は、お子さま連れの方にも、子どもたちが集まって遊ぶ小学生の帰宅時間確認にも便利です。

この砂場は地域の公園の中でもかなり広く、周りを取り囲む四角い板に加えて、真ん中に円形テーブルが配置されています。これが楽しさのポイントです。

カップに砂を詰めてひっくり返して型をつくる遊びがしやすかったり、ここでお料理ごっこが始まったり、砂のお城を作る基礎台となったり……テーブルがあることで、砂遊びがぐんとやりやすく、バリエーションが楽しくなっているのです。

ちなみに、砂場のすぐ横に水道があるので、とても動線がよく便利ですよ!

大人の利用者が多い!

今回、人の少ない時間帯を狙って取材に行ったつもりが、人気なのか常に人が10人以上は絶え間なくいて、少し意外でした。
そして、大人が多い!

健康器具を使ったりウォーキング・ランニングをしている方がいたり、読書している人がいたり、発声練習してから歌う方なども見かけました。

でも一番多かったのは、気の合う仲間と集まってお話しているシニアのみなさん数グループ。

ここで過ごす大人の方は実に年齢層がさまざまで、みんな自分のしたいことをリラックスして思い思いに楽しんでいるなぁと思いました。

まさに、「憩いの場」となっている渡田新町公園は、それだけ気持ちよくて魅力ある、過ごしやすい公園なのかもしれません。だから自然と人が集まってくるのかもしれませんね。

赤ちゃんからシニアの方まで日々と思い出を大切に重ねていける公園

こうやって入り口から公園を見ると、遊具の見え方の小ささから、全体の広さを感じられ、木々の豊かさを感じますね。

渡田新町公園は、小さな子どもが遊びやすいことをはじめ、成長期の遊び盛りの子どもたちがいっぱいはしゃいで、大人が思い思いの時間を楽しめる場所です。

そんな何気ない日々や、少しずつ積み重ねる成長、そして大切な思い出を刻んでいく公園なんだろうな、と、ベンチに座って美しい紅葉を見ながら、そんな気持ちが浮かんできました。

そして私自身も、ここで子どもたちと遊びながら、今も、かけがえのない思い出を育み続けています。

あなたももしよかったら、渡田新町公園に足を運んでみてくださいね。
気持ちよくて、思い思いに自分時間を楽しみたい気持ち、思わずずっと長居したい気持ち、きっとあなたにも湧き上がってくるはずです!

エリア情報

渡田新町公園

住所:神奈川県川崎市川崎区渡田新町1-5-1
アクセス:
◆電車の場合
JR南武線「川崎新町」駅から徒歩約8分、JR東海道本線・京浜東北線・南武線「川崎」駅から徒歩約15分
◆バスの場合
JR東海道本線・京浜東北線・南武線「川崎」駅から川崎市営バス・川崎鶴見臨港バス「川崎運送前」下車すぐ
TEL:044-244-3206(川崎区役所道路公園センター)
駐車場:なし