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鶴見区「鶴見花月園公園」で触れる絶景と深い歴史

2026.09.18

大きな公園や遊具の多い公園は、普段から運動をされる人、子どもを遊ばせる人にとってもとても助かる存在です。

鶴見花月園公園(つるみかげつえんこうえん)もそんな公園の一つ。ですが、実は「歴史を楽しむ」という使い方もできるんです。

前回取材した際には景色の眺めや遊具にスポットを当てましたが、今回は歴史的な深い魅力にフィーチャーしていきます。

前回の記事はこちら
駅からすぐ近くの広くてキレイな公園!「鶴見花月園公園」

歴史深いエリアにあらわれる高台の公園

京急「花月総持寺」駅から歩いて約5分。鶴見花月園公園は斜面に作られた、高低差を活かした作りが特徴的な公園です。

高台から見る眺望はすばらしく、鶴見の街はもちろん晴れた日には遠く横浜の街まで見通すことができます。

さらに広い敷地の中はエリア分けされています。
子どもたちが遊ぶ遊具が集まった広場や、グラウンドのある多目的広場、さらにお花見ができる広場まで。多くのシチュエーションに応じた憩いの場としてデザインされているようです。

今回は、曹洞宗の大本山である總持寺から公園にアクセス。

ゾウさん広場から入ると、きれいな花壇がお出迎えしてくれました。

周辺には總持寺や安養寺、龍泉寺といった歴史あるお寺も多くあります。そういった場所をめぐる際には、この公園に立ち寄って休憩するのも良いかもしれませんね。

鶴見花月園公園で感じる人々の想い

公園内を歩いていると「鶴見花月園の記憶」として、案内板が複数設置されています。

とても丁寧に説明されており、遊具一つ取っても歴史があるのだなと感じ入りました。

こうした案内板が一つあるだけで、子どもの遊具から印象が変わるのが不思議な感覚でした。案内板をめぐって公園を散策するというのも、目的にすると面白いかもしれませんね。

鶴見花月園公園の歴史は古く、大正時代までさかのぼるとのこと。当時の新橋の料亭花月の経営者が、ヨーロッパ旅行の際に見たパリ郊外の児童遊園地を参考に作ったそうです。

動物園もあり、ラクダやヒョウ、シロクマにゾウまで。珍しい動物が集められていたんだとか。

また子どもだけでなく、大人の社交場としても整備され本格的なダンスホールも建設され、当時は「東洋一の大遊園地」と呼ばれていたとのことです。

鶴見花月園公園は日本で初めて全国絵画展覧会を開催したりと、文化の発祥地としての役目も果たしてきました。

ただ、どれほど姿が変わっても、今も昔も“人々の憩いの場”であったことは変わらなかったようです。

ここから見る景色は昔はどんなものだったのだろう。先人たちはどんな気持ちだったのだろう。

鶴見花月園公園の奥深さを知った後に見る景色は、また違ったものに見えました。

スポーツ・リラックス・学びすべてがそろった公園

今回の再取材で、鶴見花月園公園の新たな一面をたくさん知ることができました。

公園として整備され、市民に開放されたのは2021年と比較的新しいですが古い歴史を持っています。

現在の公園には、当時の建物や遊園地がそのまま残っているわけではありません。それでも、案内板を通して過去の姿を知ることで、この場所でかつて多くの人が楽しみ、語らい、文化に触れていたことを想像できます。新しく生まれ変わった公園だからこそ、昔と今の景色を重ねながら歩いてみるのも面白いのではないでしょうか。

散策し終わり、公園の中のあずま屋で休憩していると、散歩に来られた近所の人がいらっしゃり、しばらく談笑させてもらいました。

「ここは眺めが良いでしょ。だから、こうしてたまに来るんですよ」と、笑顔でお話される姿から、この公園が愛されているのが伝わってきます。

スポーツをするため、子どもを遊ばせるため。公園に来る目的は人それぞれです。その目的の中に一つ、“公園で学ぶ”を取り入れてみてはいかがでしょうか。

ランニングのクールダウン中に、子どもと散歩中に、案内板を見て歴史に想いを馳せてみる。それだけで歴史を学ぶことができます。

いつもの公園を“特別な公園”にしてみませんか?

エリア情報

鶴見花月園公園

住所:神奈川県横浜市鶴見区鶴見1丁目1
アクセス:京急本線「花月総持寺」駅から徒歩約5分