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絶品桜もちが買える店 鶴見区馬場「和菓子 翁屋」

2022.03.01

先週までの寒さが一転、この日は心なしか暖かいような気がしました。もうすぐ春ですね。庭のつつじも新しい花芽をつけ始めました。

みなさん、春といったら何を思い出しますか?梅ですか?桜ですか?私は断然「桜もち」です。だって、花より団子派ですから(笑)。

そんな私に友人からこんな情報が舞い込んできました。
「鶴見においしい桜もちが買える店があるよ」と。

そこでさっそく行ってみました。鶴見区馬場の「和菓子 翁屋」です。今回はその「和菓子 翁屋」をご紹介します。

丁寧に作り込まれた和菓子たち

「和菓子 翁屋」は水道道沿いで、横浜市立東高等学校の近くにあります。実はこのお店、以前から知っていました。しかし、いつ行ってもお客さんが絶えずなかなか買えなかったのです。でも、今回はラッキーなことにお客さんは一人もいませんでした。スムーズに買えそうです。

お店を覗くと、餡の甘い香りともち米を蒸している暖かさが感じられます。ショーケースの中には和菓子がいっぱい。季節の和菓子から定番のものまで、狭いケースのなかにきちんと並んでいます。

店頭に誰もいなかったので奥を見ると、店主らしい人が一生懸命作業をしています。「すみません」と声を掛けると、奥から優しそうなおじいさんが出てきました。どうやら店主らしいです。

さっそくおすすめを聞いてみました。すると、店主はショーケースのなかから丁寧に作り込んだ上生菓子を出してくれました。

「桃の節句が近いから、こんなのはどうですか?」と。お雛様やお内裏様、菱餅などをかたどった上生菓子がきれいに並んでいます。ひな祭りをモチーフにした和菓子なんて、春を感じますね。

地域に愛され続けている「和菓子 翁屋」

そうこうしていると、ひとりの女性客がやってきました。どうやら常連さんらしいです。話を聞くと、この女性は昔からこのお店をひいきにしているらしく、お嬢さんやお孫さんの一歳を祝う誕生日にはこの店で買った一升餅を用いたそうです。そんな昔からこのお店は親しまれているのですね。

というのも、翁屋は50年以上続く老舗で未だに地域の人たちに愛されている和菓子屋さんだそうです。店主の優しそうな人柄や丁寧に作り込まれた和菓子を見ると、地域の人たちに長く愛されている理由がよく分かります。実際に私の友人も子どもの頃からこの店の和菓子を食べていたと言っていました。

翁屋の和菓子は、本当に全部おいしそうです。というのも、ここの和菓子はすべて店主による手作りで、干ぴょう巻きや豆もちにいたるまで毎日丁寧に作っているそうです。

だから、どれも魅力的に見えるのですね。先ほどの女性客はお赤飯が好みとのこと。私も大好きなので買いたかったのですが、その時はすでに完売していました。残念。

甘さ控えめな餡ともちもちが極まる翁屋の桜もち

本当にどれにしようか、目移りしちゃいます。でも、やっぱり桜もちを買うことにしました。

翁屋の桜もち(150円/税込)は、とにかく絶品です。おそらく、もち米の蒸し方に工夫を凝らしているのでしょう。餡を包むもち米が水っぽくなくもちもちしています。優しい甘さの餡は滑らかでねっとりとしており私好み。

加えて、塩漬けされた桜の葉はその塩気が甘さ控えめの餡とよくマッチしていて絶妙なアクセントとなっています。これなら、何個でも食べられそうですね。やっぱり春は桜もちですよね。この店を教えてくれた友人に感謝です。

この日は結局帰宅するまで我慢できず、近くの公園のベンチに座りペットボトルのお茶を飲みながら食べました。本当は、温かい煎茶を飲みながら食べるとよりおいしいのでしょうね。

ちなみに、「和菓子 翁屋」は馬場店以外に鶴見区仲通りにも店舗があります。そちらもどうぞごひいきに。絶品の桜もちが食べられる店の「和菓子 翁屋」、みなさんもぜひいらしてください。

エリア情報

和菓子 翁屋

住所:神奈川県横浜市鶴見区馬場3丁目1-4
電話番号:045-571-5744
営業時間:9:00~19:00
定休日:月曜日
アクセス:JR京浜東北線鶴見駅西口から臨港バス鶴01系統「東校入口」下車
     徒歩1分