「マスターベッドルーム」は必要不可欠なライフスタイルである。

ベッドが2つあるマスターベッドルーム

多目的に使えてこそ有効な和室

3LDKでは

家族のコミュニケーションを考えると、家族がともに空間を共有し、常に対話できる環境を維持することはとても大切である。そうすると「子供に個室は、いらない」ということになるのだが、現実は「子供に個室をとられてしまう」ものである。
子供が小さなうちは和室に「川の字」で寝て、対話しながら生活できるものの、やがて大人になっていき、「思春期」を迎えて自我に目覚めたり「受験」を迎えたりすると、「勉強部屋」の名目で必ずや個室を一部屋明け渡さなければならなくなる。

4人家族(子供が2人)が3LDKの住居で生活する場合、子供が成長するにつれ、それぞれに個室を与える。たいていの3LDKは洋室二部屋、和室一部屋、リビングで構成されているから、二つの洋室は二人の子供のものとなり、夫婦の生活の舞台はふすま一つで隔てられた和室となるだろう。
リビングと和室はほとんどの場合が隣接しているので、夫婦生活はまさしく「ふすま・障子のプライバシー」と化すのである。子供は、個室を与えられるとどんどん「夜行性」化し、リビングを夜な夜な徘徊するだろうから、夫婦はなかなか眠れない。もちろん、まともな夫婦生活なんてできやしない。ストレスはたまるし、生活のリズムが崩れてしまうことすらある。

4LDKでは

夫婦のプライバシーは、あと一部屋多い、4LDKであれば確保することができるのである。この「マスターベッドルーム」に対するニーズは、誰もが潜在的に持ちながらもその状況に直面して初めて、その必要性を実感するもの。
長い目で見た場合、「マスターベッドルーム」は夫婦のライフスタイルの中で必要不可欠のものとして捉えることが大切である。


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